アトピーはエビデンスに基づく医療だけで治すのは限界かも。エビデンスなくて効果があるものだってあるよ。

      2017/10/18

アトピー歴が長くなると自分でネットで調べたりして、どんどん知識がついてくる。

健康法、治療法、サプリや美容アイテム、保湿剤に美容液。。。

アトピーの人にとって何がアトピーに効果があるか、アトピーに効くものは何かひたすら毎日調べまくる事は、もはやライフワークのひとつ。

 

その中でだんだんエビデンスという言葉を重要視するようになる

エビデンスとは証拠や根拠といった意味。医療分野では「科学的根拠がある」ということでこの化学的根拠に基づく医療がEBM(Evidence-Based Medicine)と呼ばれ、現代医療のスダンダートな治療法。

 

なにかを選ぶときにエビデンスがあるかどうかが一つの目安になる。それ自体はいいこと。

昔はエビデンスないものはクソ、効果ないし無意味って完全に思ってたんだけど、いくらエビデンスあるものを使ったってアトピーって劇的に良くならなくて、絶望した。

いろんなものを使って知識ついてエビデンスにたどり着いた結果、それでもアトピー治せないってなるともう自分の中でのエビデンス神話崩壊。

もう何を信じたらいいのかわかんねー状態。

 

そんな暗黒時代をさまよってさらに勉強していろいろ試しながらアトピー寛解した今に至るんだけど、そこから思ったのは、

  • アトピーを治すにはエビデンスに基づく医療だけでは限界があるし、エビデンスがすべてではない
  • エビデンスも玉石混交、エビデンスがないものは効果がないと言い切れるわけではない、エビデンスがなくても良いものは良い、つーか治ればなんだっていい
  • 単一の方法でアトピーが治ることはまれ、人によって違うしいろんな事やってそれが複合的に効いた

こんな感じ。

 

そんな感じでアトピー治療のエビデンスについて思うことなんかのこの記事。

ちなみにこの記事を読んでアトピーが治るエビデンスはありませんよ。

 

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エビデンスは効果の裏付けにはなるが効果を保証するものではない

エビデンス=化学的根拠があるということだから確実に効果あると思いがちだけど、エビデンスがあるからといって誰にでも100%の効果が保障されるものではないということをまず知っておきたい。

エビデンスがあるものでも、そこからこぼれ落ちる人だっているのが事実。アトピーなら嫌というほど経験してるっしょ。

 

もちろん研究によってデータが出されているだけ信頼性はもちろんあるから、何の根拠もなく「アトピーに効きますよ!」みたいな製品や治療法よりはよっぽどいいのは確か。

別に僕はエビデンスを否定しているわけではないよ。あった方がいいに決まってる。

 

エビデンスにもレベルがある

https://athletebody.jp/2016/07/13/introducing-naoto/ より引用

 

僕の好きな筋トレサイト「アスリートボディ」から画像引用してます。このサイト好きなんでたまに見てます。アトピーとは無関係。

 

上のピラミッドはもっと細分化して細かいレベル分けすることができるんだけど、その辺はアトピーが治るのとあんまり関係ないから割愛。

エビデンスにもレベルがあって、基本的には人間を対象にした実験結果が対象で、動物実験や細胞への実験は対象外なんだとか。

そういうのはエビデンスがあるとは認めらないんだと。

ランダム化二重盲検比較試験と、その試験のシステマチックレビューメタ解析っていうのが一番エビデンスレベルの高いもの。

 

ランダム化二重盲検比較試験ていうのは、薬とニセの薬をランダムに振り分けて、対象者にわからなくさせた上で、薬の方が効果があった統計が高ければ認められるっていう試験方法。

これによってプラセボの可能性も否定することができるからガチの効果あるぜーっていう理屈。

その上で、その結果を解析したりっていうのがシステマチックレビュー、メタ解析っていうんだそう。

 

だからこれに比べると動物実験とか細胞に○○を投与して~とか専門家一人の意見とかはエビデンスとしてはうんこらしい。

エビデンスとしてはね。

 

https://www.jsh.or.jp/liver/PDF/evidence_level.pdf より引用

 

まぁそういうのは除外したとして、ピラミッドのレベル3の観察研究、この表でいうと4~2aの部分。

コホート研究とかってやつ、種類いっぱいあるけどざっくりまとめる。

この辺が超曖昧。

 

https://www.jsh.or.jp/liver/PDF/evidence_level.pdf より引用

 

例えば集団に対して研究するものと、一人に対して研究するものだったら結果が全然違ってくるじゃん。

研究期間が5年未満と5年以上でもずいぶん差が出るだろうし。

エビデンスがレベル分けされてることを知らないと、なんでもかんでもエビデンスがあるから安心!アトピーにも効果があるって認められてる!とか勘違いして変に期待したりすることになるからね。

 

上の表見たらわかると思うけど、脱落者が10%未満って書いてあるんじゃん。

つまり10%の人には効果なくてもエビデンスとして認められるってこと。

アトピーの人間ってこの10%の中に高確率で入るんちゃうか。。。って思ってしまうほどいろんなもの効果なかったわ。

 

 

アトピーにエビデンスを求めて一周してそんなに気にしなくなった

アトピービジネス、効果ないものに無駄にお金使う負の無限ループから抜け出したくて、もちろんアトピーを治したいし、エビデンスにすがりついてたんだけど、エビデンスすらまともにアトピー治してくれないんだからまじでもう絶望だよね。

 

 しかもよくよく調べたらアトピー治療のガイドライン、標準治療ガイドラインはこのエビデンスレベル低いものとなってるっていうこともわかった。 

脱ステやアトピー治療で超有名な深谷元継先生がブログでも書いてある通りです。

さて、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインを、振り返ってましょう。このガイドラインはどの程度のエビデンスに基づいて策定されているのでしょうか?最新のガイドライン、2009年の版はインターネット上で無料公開されています。 
http://www.kyudai-derm.org/part/atopy/pdf/atopy2009.pdf
ステロイド外用剤による治療の項を見てみましょう。 

ーーーーー(ここから引用)-----
 1)ステロイド外用薬                               
  ・ステロイド外用薬のランク:武田の分類に追加して改変した.ステロイド外用薬の効果の高さと局所性の副作用の起こりやすさは一般的には平行することから,必要以上に強いステロイド外用薬を選択することなく,「個々の皮疹の重症度」に見合ったランクの薬剤を適切に選択することが重要である.      
 ステロイド外用薬の剤型:軟膏,クリーム,ローション,テープ剤などの剤型の選択は,病変の性状,部位などを考慮して選択する. 
  ・ステロイド外用薬の外用回数:急性増悪の場合には1日2回(朝,夕:入浴後)を原則とする.ただし,ステロイド外用薬のランクを下げる,あるいはステロイドを含まない外用薬に切り替える際には,1日1回あるいは隔日投与などの間欠投与を行いながら,再燃のないことを確認する必要がある.ストロングクラス以上のステロイド外用薬では,1日2回外用と1回外用の間に,3週間後以降の治療効果については有意差がない(エビデンスのレベルは2[1つ以上のランダム化比較試験による]).外用回数が少なければ副作用は少ないことを考慮すると,急性増悪した皮疹には1日2回外用させて早く軽快させ,軽快したら1日1回外用させるようにするのがよい(推奨度はA[行うよう強く勧められる]).ただし,ミディアムクラスの場合には,1日2回外用の方が1日1回外用よりも有効である(エビデンスのレベルは2).<以下次回記事に続く>
ーーーーー(ここまで引用)-----
  「エビデンスのレベル」という言葉が出てきます。Wikipediaに解説があるので、ご参照下さい(→こちら)。

 このあとにも、ステロイド外用剤についての記述は続きます(次回考察します)が、エビデンスのレベルが2なのは、上で示した赤字の2箇所だけです。ほかは、すべてエビデンスレベルでいうと4、すなわち、「専門科委員会や権威者の意見」です。

 ガイドライン作成者の誰か(2000年の初版ではおそらく筆頭の川島先生)の作文を叩き台に、数名が相談してこんなものでよかろう、とガイドラインとして策定した、ということでしょう。 なおかつ、2000年時点では、上記2箇所の赤字の部分はまだありませんでした。この2箇所が付記されたのは、2008年の改定版からです。委員会の先生方は、ああ、これでやっと、ガイドラインにもエビデンスレベルの高い一文が加わって、体裁が整った、とほっとされたのではないでしょうか?

 太字を読むとわかりますが、これらは、ステロイド外用剤の使用回数についてのエビデンスです。このような使い方をしていれば、依存性や抵抗性に陥らないということを保証してくれるものではもちろんありません。総じて、このガイドラインが準拠しているエビデンスのレベルは低いといえます。 

http://steroid-withdrawal.weebly.com/1230012460124521248912521124521253135386302741230112399ebm12391123991239412356.html より引用

 

アトピーの標準治療ガイドラインはただのガイドラインであってEBM(化学的根拠に基づく医療=Evidence-Based Medicine)ではないよーとまで書いてます。

ステロイドと保湿剤でアトピーを寛解状態に向かわせていく標準治療でさえもエビデンスレベル低いんかよ。。

ますます医者不信、病院が信じられなくなっていった。

 

アトピーってさ、皮膚科いくじゃん、超待たされるじゃん。

それでさ、医者にどうされましたか?ってきかれるじゃん。

で、アトピーですって言うじゃん。

本当はもっとさ、

「アトピーでステロイド使ってるんですけど一向に良くならないし、保湿やスキンケアも気を使って、生活習慣も運動したり体に悪いものなるべく控えたりしてるしサプリとか美容液とか良いものいっぱい使ってるんですけど全然治らないんですけど何とかしてください。

できればなんでこの薬処方したのか、どれだけ効果あるのかどのくらいの期間で効果あるのか治った例はあるのかとか説明も欲しいし、というかこれ以上何したらいいんですかマジ助けてください!!」

とかいっぱい言いたいことあってもなかなか言えないじゃん。ていうか言いたいんだけど言うの辛いし言ったところでどうなるのかとか考えるし言葉でないしなんかもう。。。って感じじゃん。

口に出せば出すほどみじめになるし、ていうか全部言ったらたぶん泣いてしまうようななんかこの気持ちうまく言えないけど、そんなん抱えてるじゃん。

やっと口にできる言葉が「アトピーで体痒くて」ぐらいっていう。

 

それの対応が「じゃあステロイドと保湿剤出しとくからこれで様子見ましょう。寝る前と我慢できない時に塗ってね。あとなるべく掻かないように気をつけてね。」

この間わずか3分。

 

もうまじでね、アトピーなめんなよって。こんな対応された後皮膚科から帰るときの悲しさがわかるんかって。お前のクソ対応のせいなんやぞ?

まぁ医者もさ、慈善事業じゃないし、忙しいとかいろいろ理由はあるんだろうけどさ、ひどすぎるよね。

 

それでさ、もう医者に頼らねぇ!っていっぱい勉強して知識付けてアトピー自力で治そうとするじゃん。

でもステロイドは必要だからやっぱり皮膚科に行かないといけないわけで。

このころの僕は変に知識めっちゃあって医者のことも信用してないわりには今自分が試していることとか、エビデンスについてめっちゃ質問したりしてた。

でもたいていの皮膚科の先生はまともに取りあってくれなかった。

 

ステロイド使ってると体内のステロイド作る力弱くなるんですか?とか脱保湿の方がいいんですか?ステロイド使ってると自律神経おかしくなるの?って少し前と比べると別人かってぐらい質問しまくり。わりと皮膚科敵だと思ってたし、マジ嫌な患者だね。全然敵でもなんでもないよ。

でもこれもほとんど同じような塩対応で終わる。

なんか病院ごとにパンフレットみたいなのあるじゃん。あれで適当に標準治療の流れみたいなの説明されたり、ステロイドは安全だし、徐々に保湿に切り替えていけば~とか。

僕の質問もなんか「素人が何言ってんだ」みたいな馬鹿にした感じで、結局標準治療しか勧めないし。

つーか単純に標準治療以外の選択肢持ってないだけじゃん。

アトピーは原因不明でいろんな研究がされてるけど、まだフィラグリン遺伝子の異常ぐらいしか解明されてないからたかが町医者のお前に答えなんか求めてないわ、せめて患者と向き合えってまじクソ思った。

 

まぁそんな感じで皮膚科転々とするんだけどね。

なにが言いたかったのかというと、アトピーはそこら辺の皮膚科じゃ治せない、標準治療には限界があるってこと。

標準治療はEBMでもないけど、そのEBM、化学的根拠に基づく医療にも限界があるんじゃないかなって思うわけ。

化学的根拠に基づいたEBMは、質の高い医療が提供できます。しかし、患者さんのすべてに有効ではありません。EBMを踏まえたうえで、NBMが重要視されるようになっています。私は、さらにこれからVBMやHBMというものが大切になるのではと感じています。

景山司/長瀬眞彦著:医師たちが選んだプラセンタ療法 より引用

 

 

NBMっていうのは患者に焦点を合わせ、単に症状だけをとらえるのではなく、その背景や、患者がどうしたいのか、科学一辺倒にならず最適な道を探していく方法

エビデンスだけにこだわらず、患者と対話しEBM、NBMを組み合させ満足度の高い患者中心の医療を実現させていこうぜ、っていうのが現在大切になってきている。

アトピーだとこれもっと大切にするべきなんじゃないかなーってマジで思う。

ステロイド出して終わりーで満足する患者なんかいねぇよ。

だから皮膚科選びってマジ大事だけどなかなかいい皮膚科に巡り合えないのも現実だよね。

ちなみにVBMは生活・治療の価値観に基づく医療で、HBMは幸福感・満足感に基づく医療だとか。

 

まぁだからといって標準治療と真逆の脱ステに踏み切ったりもしたけど続かなかった。

でこの辺からエビデンスなくてもいいから自分にあったアトピーの治療法探そうってことでまた模索しまくる日々に戻ったんだけど、いろいろやってたらなんかアトピーよくなっちゃった。

ラッキーな例ではあるけどね。

 

エビデンスがないということは効かないということではない

僕も昔は勘違いしていたんだけど、エビデンスがないからといって全く効果がないというわけではない

そりゃあエビデンスある方がいいのは間違いないけども。

 

『Absence of evidence is not evidence of absence.(効くというエビデンスがないことは、効かないことを証明しているわけではない)』

 

これエビデンスの考え方にある言葉なんだけど、ようするにエビデンスがなくても効くか効かないかは現時点ではわからないってことで、効かないって意味じゃないんだよね。

悪魔の証明みたいな、いや、ただの屁理屈やんとも思うかもしれないけど、エビデンスだって実際は効くか効かないかは確率の話で、エビデンスがないものは効果がないっていうのならば、臨床試験で効果がないことを証明しなければいけない。

 

だからエビデンスがないもの、エビデンスレベルが低いものも馬鹿にはできない。

といってもなんでもかんでも信じてやれっていうのは違うけどね。

病気が治る水晶を使ったブレスレットとか、万病を治すパワーを秘めた神秘の水とか意味不明なものは論外。

 

アトピーだとエビデンスに強いこだわりが出ちゃうんだけど、そういう固定概念にとらわれ過ぎるのもどうかなーっていう。

アトピー治療で効果をあげてるハタイクリニックの西脇俊二先生の治療法は超高濃度ビタミンC点滴と絶糖、免疫置換療法なんかはエビデンスレベルが低いと思う。

 

星ヶ丘皮フ科の有沢祥子先生のところでは、亜鉛を中心としたミネラル療法でたくさんのアトピー性皮膚炎を治療してきている。

 

日本胎盤臨床医学会の理事を務める長瀬眞彦先生の吉祥寺中医クリニックでは中医学とプラセンタ療法でこれまたたくさんのアトピーをバンバン治してる。

 

どれもエビデンスレベルは低いだろうし、アトピー治療のガイドラインともなんら関係ないけど、アトピーを治した実績や臨床データはたくさんある。

こういう事例もあることを無視してエビデンスだけ重視するのもおかしいよなって最近はマジで思います。

 

糖質制限でアトピーを改善する最強メソッド。ココナッツオイルでケトン体質になればアトピーは治る!

亜鉛でアトピーが治る!大事なのは亜鉛の量!亜鉛の効果とオススメの亜鉛サプリ

【体感ハンパない】アトピーにプラセンタサプリが効果ありすぎてびびる。注射よりおすすめするよ。

 

上に紹介した本や治療法なんかは↑の記事に書いてあるから読んでみてほしい。

アトピーなんてエビデンスだけに頼っても八方塞がりだし、良いものはどんどん取り入れていくべきだと思う。

 

なにかひとつのことをやってアトピーを治すのは難しい

よくさ、○○しただけアトピー治ったとか、~するだけでとか、アトピー治すためのたった一つの方法とかあるじゃん。

そんなうまい話はなかなかないよ。

一つの方法でアトピーが良くなることはあっても、アトピー完治まで持っていけるかどうかは微妙。

僕もそういうタイトルで記事書くことあるけど、それだけでアトピー治したわけじゃないし、そういうことやり続けた結果アトピー治ったっていうのが正しいかな。

 

この本の↓の著者の横井謙太郎さんのツイート。

 

まぁ人にもよるしアトピーの重症度によっても全然違うからさ。

アトピーが軽い人ならそれだけで治る人もいるだろうけど、体ボロボロで深刻なアトピーの人はいろんな方向からのアプローチしてとにかく体全体の健康レベル引き上げていくっていうのが僕のスタンス。

 

いきなりステロイドやめたってボロボロの体じゃ長年使ってきたステロイドなしでいきなり対応できないだろうし、運動したってそれに耐えられる、細胞作り替える力が急に発現するのかもよくわからないじゃん。

小さいことでも良いから体に良いことコツコツ積み上げて徐々に健康になっていけばそのうちアトピーも良くなっていってストロイドも無理なくやめていけるんじゃないかなーって。

自然に脱ステってなかなか信じられないだろうけど、僕はそんな感じだったよ。

まぁ僕個人の意見だけどね。

 

医者はあくまでサポートしてくれるもんで、アトピーを治すのは自分自身だと僕は思っている。

いろんな情報がありすぎて、アトピーは特に何が正しいのかわからないし、当然僕の意見が絶対正しいわけではない。

ただ僕は僕の方法でアトピーが治ったわけだから、ここに来る人もなにか自分なりの方法が見つかればいいなーって感じ。

自信持てればアトピーも日常生活もだいぶ変わるからね。

 - アトピー体験談