糖質制限でアトピーを改善する最強メソッド。ココナッツオイルでケトン体質になればアトピーは治る!

   

瓶入りのココナッツオイル

炭水化物最高!!甘い物最高!!チャーハン!ラーメン!おかし!ジュース!

みたいな食生活ずっと続けてましたね、アトピーがひどい頃は。

なんでそんなに食べたくなるのかわかんないけど、無性に食べたくてしかたがなかった。お腹いっぱいなのに吐きそうになるまで食欲が治まらなくて、まじでやばいんじゃないかっていう不安に駆られながらも食べまくるっていう状態でしたね。

はっきり言って炭水化物や甘い物に含まれる糖分は人間にとって害悪なものです。当然アトピーにも大敵。

糖分は体脂肪を増やし、糖尿病、高血圧、動脈硬化やガン、アトピーやアレルギーなどの免疫疾患になる可能性を上げ、うつややる気が出ないなどの精神の悪化も招きます。

そして糖分には麻薬にも似た強烈な中毒症状があります。依存性は酒やタバコよりも強力なんだってさ。

それでこの糖分を減らす、極力とらないようにする糖質制限、ケトンジェニックダイエット、MEC食、グルテンフリーなどが最近注目されてますね。

僕も糖質は摂り過ぎないように気をつけていますが、 マジで糖質制限するとアトピーめっちゃ良くなります。 

アトピーを治したいなら糖質を摂り過ぎないようにすることは重要なことです。

かといっていきなり無謀な糖質制限を行うのは危険なので、まずは糖について知ることが大事。

この記事では、糖質のことや糖質に変わるエネルギーのケトン体、糖質制限について僕なりに調べたことを書いていきます。

ちなみに滅茶苦茶長いです。

 

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 糖質とは

糖質制限の話の前にまずは糖について正しく認識する必要があります。

糖というとおかしやジュースに含まれる甘い物っていうイメージがあって、ご飯やパスタに含まれるものは炭水化物で別物だと思ってませんか?

糖質はあくまで炭水化物の一種で、栄養学では炭水化物は糖質と食物繊維の総称、つまり糖質は炭水化物から食物繊維を引いたものってこと。

そもそも栄養学では糖質は炭水化物に分類され、食品成分表にも「糖質」っていう項目はない。(糖質の量を表示してくれているメーカーもあるけど)

ちょっとややこしいけど、ご飯やパンには砂糖みたいな甘みはないから糖とは別物っていうわけじゃなくて、炭水化物にも糖質は含まれますよ、そして糖質っていうのは炭水化物に入るんですよってことね。自分でも書いていてよくわかんなくなってきたな。

そしてこの炭水化物は肝臓で分解されてブドウ糖と脂肪になります

このブドウ糖は人間が活動するためのエネルギーとして使われますが、余った分は脂肪分として体に蓄積されます。

脂肪の摂りすぎは良くないから脂っこいものを避けていても炭水化物を摂りまくっていたら、結局体内では脂肪になって蓄積されちゃうんです。

甘い物の摂りすぎは太る!っていうのはこういうことね。

 

糖質は三大栄養素のひとつだけど、そこまで重要なものでもない

三大栄養素って知ってますか?

学校で習うし健康に気を使っているアトピーの人なら当然知っていると思いますが、タンパク質、脂質、炭水化物のことですね。

これらは人間にとって必要不可欠なもので、生命活動に深く関わることから三大栄養素って言われてます。

じゃあその役割はというと↓こんな感じ。

タンパク質は骨、筋肉、血液、毛髪などのあらゆるものの構成成分であり、人間の体に不可欠な栄養素です。

脂質は、細胞膜の形成や体の大半を占める水分のバランスを保ち、皮脂によって水分の蒸発を防ぎ、ばい菌から肌を守る働きがあります。また、炭水化物やタンパク質が出す熱を守り、体温を保ちます。

では、炭水化物の役割はというと、摂取後に肝臓で分解され、ブドウ糖と脂肪になり、活動エネルギーで使われる以外は脂肪分として体に蓄積されます。炭水化物の役割はたったこれだけです

必須アミノ酸、必須脂肪酸という言葉を聞いた事があるでしょう。必須アミノ酸はタンパク質、必須脂肪酸は脂質を構成する成分です。「必須」の名のとおり、どちらも体にはなくてはならないものですが、「必須炭水化物」「必須糖質」などという言葉はありません。そこからも、炭水化物の重要度が高くないことがわかります

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

体のエネルギーになるから必須じゃん、って思うかもしれないけど、実は人間はブドウ糖を体内で作ることができます糖新生ってやつね。

糖質がなくなると、体はエネルギー源を作らないといけなくなるので、肝臓でタンパク質を分解してブドウ糖と脂肪をつくり出します

脂質も普段は中性脂肪として蓄積されているけど、糖質が不足すると脂肪酸とグリセロールに分解され、一部の脂肪酸が肝臓でケトン体になる

よく、脳のエネルギーはブドウ糖だから糖分を摂らないと脳が働かないと言われますが、あれは半分ウソ。

このケトン体は神経細胞のエネルギーとして使われるので、脳のエネルギーにもなります

だから糖質を食べなくてもタンパク質と脂質からエネルギーを生み出すことができるから、エネルギー不足になる事はないから心配しなくても大丈夫ってことです。(ただし糖質抜きで1日に必要なカロリーを補うことが前提ね。後で説明するけど)

昔と違って今はもう糖質って絶対に必要なものじゃないことがわかってきている。

ケトン体については後で詳しく説明します。

 

ちなみにこの本の著者である西脇俊二先生が院長を務める東京都目黒区にあるハタイクリニックでは、糖質制限と高濃度ビタミンC治療、免疫置換療法を行ってるそうです。その治療で余命1年と宣告された肺がんの患者さんや、アトピーなどの自己免疫疾患の患者さんを治したりととにかくすごいです。

アトピーを治した実績も多く、この本にもいくつかの例が写真付きで掲載されています。

関東の病院を探しているアトピーの人は行ってみる価値あると思いますよ。

 

 

糖質のことや糖質制限について勉強するならこの本は超おすすめ。

ただ、糖質制限というか糖質を完全に断つ「絶糖」という考え方なので、極端と言えば極端かな。

その分効果は中途半端な糖質制限よりも効果はあるけど、いきなり絶糖みたいなスーパー糖質制限はきついと思うから、できる範囲からで大丈夫っす。

 

 

糖質がアトピーを悪化させる理由

糖質が体にとってそこまで重要なものでもないってことはわかっていただけたかと思います。

だからといってそんなに害のある食べ物なの?というと疑問があると思います。

ほとんどの人が日常的にお米食べているし、ラーメンやパン、パスタなど、あらゆるものに含まれているからそんなに危険だと思わないよね。

実は、そのあらゆるものに含まれているというのが問題

少量の摂取なら問題ないけど、現代人は明らかに炭水化物の摂りすぎ。

炭水化物の摂り過ぎがどれだけ体に悪いか、アトピーをどれだけ悪化させているかというのを説明していきます。

 

ステロイドを使う意味を台無しにする

そもそも炭水化物をガンガンとっていると、ステロイドを使う意味、効果が薄れます

アトピーは糖代謝異常、糖代謝における炎症性の疾患。アトピーは体の細胞、取り込んだものを外敵とみなして攻撃することによる炎症、免疫疾患だけど、そこに糖代謝の異常も含まれる。

そしてステロイドは人工的に作られた糖質コルチコイド(副腎皮質ホルモンのひとつ)で糖代謝刺激ホルモンのひとつ。

抗炎症作用やアレルギー抑制作用もあるが、糖の代謝に重要な役割を持っている。

この糖質コルチコイドが含まれるステロイドを塗っているにもかかわらず、糖質をバンバンとっていると、せっせとステロイド塗っていても焼け石に水。

火事を消そうと消防隊が頑張っている横でガソリンぶちまけているようなもの。

結果アトピーが良くなることはないし、副腎も疲れ切って副腎皮質ホルモン(自力で作るステロイドね)を作る力も弱くなって炎症を抑えきれなくなる。

だからアトピーを治したいなら過剰な糖分の摂り過ぎには注意しないといけない。

糖質の過剰摂取にはたくさんの害があるけど、アトピーにとってこのことはまず頭に入れておいてほしいから最初に持ってきたよ。

 

糖化によって肌や細胞が老化していく

糖化って知ってますか?酸化はよく聞くけど糖化はまだそこまで聞かないと思う。

糖化とは、タンパク質や脂質が熱によって余分な糖と結びつくことによって生まれるAGEs(週末糖化産物)という老化を促進させる有害な物質を生み出す反応。

近年ではこのAGEsを発生させない、糖化させないことがアンチエイジングにおいて重要だとされています。

血糖値が高い状態がもたらす弊害で忘れてはならないのが、これから述べる「糖化反応」よって生じる「AGEs(週末糖化産物)」という物質です。

たとえば、子どもの肌にこのAGEsはほとんど存在しません。大人になると、早い人では三〇代からAGEsが蓄積し、それがシワやたるみ、肌の変色など肌の老化を招きます。もし、自分の肌が若いころに比べて変わってきたと感じたなら、それはAGEsが体内に蓄積しているサインということになります。

糖化反応とは、糖がタンパク質や脂肪、アミノ酸に結合することを意味し、別名・メイラード反応とも呼ばれます。基本的に、血糖値が高いほど糖化反応のスピードが増し、AGEsが蓄積されることがわかっています。

AGEsは加齢とともに蓄積されていきますが、血糖値が高い人ほどたくさんのAGEsがつくられ、ため込まれていきます。そして、AGEsの蓄積が老化を促進し、病気を招くことになります。

なぜかというと、タンパク質が結合すると、炎症をうながすフリーラジカル(活性酸素など)が増え、他のタンパク質、それこそDNAにダメージを与えるからです。タンパク質が糖化するのは、代謝のあるべき反応なのですが、それが過剰になって度を超すと細胞の老化を招き、認知機能の低下、腎機能の低下、糖尿病、動脈硬化などさまざまな疾患に結びつきます。

白澤卓二著:体が生まれ変わる「ケトン体」食事法 より引用

AGEsは体内で発生するだけじゃなくて、調理の過程でも発生する。

揚げ物やおかしなんかにたくさん含まれている。この辺は酸化と同じ。だから酸化対策と同じくAGEsが多量に含まれる食品はなるべく避けるようにしたい。

それと同時に糖分を控えることも重要。というかこれが単純に効果的。

あまった糖がタンパク質やらと結びつくわけだから、 糖の摂取量を抑えて糖が余らないようにすることが体内で糖化を防ぐ最も効果的な対策 

AGEsは、認知症の原因としても知られ、血管を硬直化、臓器や細胞、骨をもろくさせる諸悪の根源です。

このAGEsをいかに防いで老化を遅らせるかが現代の健康維持のキーワードとなっていて、さまざまな研究が進んでいますが、なんのことはなく、絶糖ひとつでAGEsの発生を抑えることができるのです。

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

炭水化物ばっかり摂っていると、血糖値が高い状態が続くわけで、糖化反応が起こりやすい状態になることから、糖質の摂り過ぎはAGEsを大量発生させ、肌や細胞を老化させる。

もちろん血管ももろくなるのでアトピーも当然悪化する。

 

ビタミン、ミネラルの大量消費

炭水化物の大量摂取はビタミンやミネラルの不足につながります。

そもそも砂糖や白米などの精製されたものにはビタミンやミネラルがほとんど含まれてません。

炭水化物中心の食生活だとそれだけでビタミンやミネラルが不足するだけじゃなくて、大量に摂取すると、その代謝の過程でもそれらが使われるから、ますます不足しがちになる。

知っておいてほしいのは、精製された砂糖からは、原材料であるサトウキビやビートに含まれていたビタミンやミネラルがすべて取り除かれています。つまり、砂糖は自然界には存在しない食品添加物ということです。

精製された砂糖は、ビタミンやミネラルがないだけでなく、強酸性を持つ食品です。酸性食品である砂糖を大量に摂取すると、酸性を中和するために体内のミネラル分が大量に使われることになります。ミネラル分のうち、最も多く消費されるのはカルシウムで、量が足りなくなると、歯や骨を溶かして供給をはじめます。これが砂糖を食べると虫歯になるという理由のひとつです。また、体内で分解される過程でビタミンB1も消費するので、欠乏症を起こしやすくなります。

~中略~

砂糖と同じく、精製された白米、麺、パンも、ご存じの通り、糖がたっぷりの食品です。これらも食べてほしくない食品です。どれも精製されるときに、ただでさえ不足しがちなビタミンやミネラルが奪われてしまい、さらに食べた途端に血糖値を爆上げして脂肪をためやすい体をつくる原因となるのです。

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

僕は分子栄養学の考え方を信じているので、サプリなどでビタミン・ミネラルを大量に摂取することが健康を維持するために重要、アトピー治療においてもそのまま通ずると思っています。

 だからサプリを摂取しているけど、炭水化物を食べまくっているとそれも無駄になるからはっきり言って炭水化物中心の食生活をやめない限り効果も薄いしお金も無駄になる。 

消費されやすいビタミン・ミネラルの節約のためにも炭水化物はほどほどにしよう。じゃないとアトピーを治すために毎月高いお金払ってるサプリも無駄になるよ。

 

糖の過剰摂取で自律神経が乱れ、睡眠不足になる

糖の過剰摂取は自律神経のバランスを狂わせます。交感神経を優位にさせて体が常に緊張状態になってるんだよね。

アトピーの人はストレスで緊張状態が続き交感神経優位になっているから、炭水化物の摂り過ぎだとさらに交感神経優位に振り切っちゃう。

交感神経が優位で体が常に緊張状態にあると炎症を促進する炎症体質になってしまうので極めてよろしくない。

それだけでもまずいんだけど、交感神経優位だと夜なかなか眠れなくなるっていうのが非常にまずい

アトピーにかかりやすい遺伝体質があるという考え方もあります。両親がアトピー性皮膚炎にかかっていたか、もしくはアレルギー体質だという場合は、子どもにもアレルギーになりやすい体質が受け継がれる確率が、比較的高い傾向があるといわれています。

しかし、実際に僕が診察していてもっとも大きな原因のひとつだなと感じているのが、ストレスや糖の摂取による自律神経の乱れです。

~中略~

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を改善するには、免疫の正常な働きが必要不可欠ですが、免疫機能自体が低下していると、そうもいきません。加えて、交感神経と副交感神経のバランスを狂わせ、睡眠障害を引き起こすこともあります

睡眠は、アレルギー症状のみならず、健康を維持するために必要不可欠なものです。睡眠不足になるとビタミンCの血中濃度が低下し、その結果、肌のバリア機能が低下して、さらに外部刺激に弱くなるという状態も呼び込みます

これがストレスとなり、さらにアトピー性皮膚炎の悪化を招くことにもなるのです。

~中略~

糖の過剰摂取状態が続くと、インスリンが過剰分泌されて、高インスリン血症が引き起こされます。糖をたくさん摂っているだけでも、交感神経優位の状態が続いて緊張状態となるのですが、さらに、高インスリン血症となると、交感神経優位状態は連続してしまいます

交感神経が優位になっていると、体の全体の血管は収縮し、血管もまた圧力が上がります。

つまり、満船的な高血圧状態を起こしやすくなってしまうのです。

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

ぐっすり眠れることがどれだけ快適か。それだけストレスももちろん体にもアトピーにも良いことだらけ。 逆に言うと糖質過多になるだけで睡眠の質が落ちて健康レベルがガクっと下がる。 

アトピーの不眠を何とかするために抗ヒスタミン剤や睡眠サプリも有効だけど、それよりもまずは糖質の摂取量を見直してほしい。

それだけで睡眠質がぐっと改善されて寝つきが良くなることがあるから。

ちなみに僕は糖質制限するようになって、食事量全体がかなり減ったおかげでアトピーの睡眠不足や寝起きの悪さもだいぶ改善されたよ。

アトピーの寝つきの悪さ、睡眠の質が悪いのは炭水化物の摂り過ぎも影響してるっていうのはおぼえておいてほしい。

自律神経については過去に書いたから気になる人はこちらも読んでみてほしい。

自律神経の乱れが血流を悪くし、免疫力を低下させてアトピーを悪化させている!腸内環境の改善で自律神経のバランスは整う!

 

腎臓の働きの低下、インスリンの働きが悪くなり、高血圧に

腎臓の働きの低下はアトピーにとって致命傷。

腎臓は肝臓とともに体内の有害物質を無毒化する解毒作用・デトックス作用を担っているので、腎臓の働きが低下すると、解毒できなった有害物質がそのまま血中に流れ込み、全身を巡りアトピーを始めとしたトラブルの原因になります

さらにインスリンの働きが弱まると糖尿病のリスクも跳ね上がるので、アトピーの悪化以上に危険です。

糖質を摂りすぎると、インスリンの働きが悪くなり、腎臓の塩分排出機能が鈍くなります。これがインスリン抵抗による腎機能障害です。

本来は腎臓で栄養が選りわけられ、老廃物などが濾されて尿として排出されますが、これに障害が起きると、血液中の塩分濃度が高くなります。

塩分濃度が高くなった血液は、浸透圧が高くなっており、栄養を送るべき各細胞に浸み出していくことができなくなります。そうなると、血管内の圧力が高まり、高血圧になってしまうのです。

 

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

糖質を過剰にとることは、私たちの体を具体的にどうむしばんでいくのでしょう。イギリスで出版されている栄養学の専門書『ヒューマン・ニュートリション』には、糖質の過剰摂取に関して次のような記述があります。

「糖質を大量にとる現代の食事スタイルは、血糖およびインスリン値の定期的な上昇をもたらします。これは、糖尿病・冠状動脈疾患。がん・老化などを引き起こし、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されています」

人間の体は糖をたくさんとることに対応できていないため、慣れないことで体に負担がかかりすぎると、さまざまなトラブルが生じてくるのです。

糖質をとると、体が一時的に高血糖になるため、血糖値を下げようとインスリンが働き始めます。インスリンは体内の余った血糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるので、インスリンがたくさん分泌されることで肥満につながります。

さらに糖質の過剰摂取を続けると、インスリンの分泌が追いつかず、過労状態によってインスリンの働き自体が弱まってきます。こうして、高血糖のまま下がらず、糖尿病になってしまいます。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

インスリンの過剰分泌は、痒みを引き起こす原因物質である悪性のエイコサノイドやアラキドン酸を増やす酵素を活性化させるなど、アトピーの痒みを増幅させるリスクもある。

インスリンの過剰分泌を抑えるにはやっぱり糖質を抑える必要がある。

単純に糖分控えるだけ。ただ、それは糖質に死ぬほど執着があるアトピーには簡単なことでもないけど、ここを乗り切らないとなかなかアトピーはよくならない。

逆に糖質を抑えることができればアトピーはぐっと良くなる。

 

低血糖を引き起こし、過食や甘い物への欲求が強くなるばかりか精神面にも悪影響を及ぼす

アトピーが甘い物をやめれない理由は、砂糖やグルテン(小麦に含まれるタンパク質)に強い依存性があることや、栄養不足から体が食べ物を欲するという理由がある。

さらに 低血糖を引き起こしているために、血糖値を上げようと炭水化物を欲しがるようになる という理由も大きい。

エネルギー源をブドウ糖だけに頼っていると、血液中や肝臓にため込まれたブドウ糖を使い切ってしまったときには、ガス欠を起こしてしまいます。

すると、むしょうにおなかが減って何か食べたくなったり、指先がふるえたり、体がだるい、集中力が低下する、怒りっぽくなるといった症状におそわれることがあります。これらは、血糖値が下がり過ぎたことによって起こっています

~中略~

エネルギー源をブドウ糖に頼っているから、血糖値が上がったり、下がったりすることで抑えがたい食欲におそわれたり、集中力が低下したり、イライラしやすくなったりと、振り回されてしまうのです。

~中略~

昼飯後、強い眠気におそわれることはありませんか。昼休みが終わってもしばらくは、眠くてボーっとしているので仕事がはかどらないという人は、血糖値が乱高下しています。

実はこの食後の眠気は、「機能性低血糖」のサインです。機能性低血糖とは糖質を過剰に摂取する食事をしたあと血糖値が急激に上昇し、それを下げるためにインスリンが大量に分泌された結果、今度は血糖値が下がりすぎて低血糖状態に陥っている状態をいいます。

白澤卓二著:体が生まれ変わる「ケトン体」食事法 より引用

 

特徴的なことは、甘い物への趣向が強く、過食傾向があること。子どもであれば好き嫌いなくとにかくよく食べ、大人であればヤセの大食いタイプが多く見られます。重症のタイプだと、甘い物が食べたいという衝動が夜中にも起こり、冷蔵庫をあさることがあるようです。こんなおかしな衝動も、重症のアトピー性皮膚炎のかたにとき見られる低血糖症なのです。

いずれにしてもこのようなすべての症状が、亜鉛を中心としたミネラル補充療法でみごとに消えていき、症状から解放されたかたが診察室にまっすぐ頭を上げて、ニコニコして入ってくる姿は、私に深い感動を与えてくれます。

~中略~

私がアトピー性皮膚炎の子どもを育てた経験から、その過食ぶりは、消化吸収の問題だということを知りましたが、この甘い物への嗜好は、経口的糖負荷試験で明らかになりました。

驚くべきことでしたが、アトピー性皮膚炎の患者さんは、反応性の低血糖を起こしていたのです。

~中略~

原因は、インスリンという血液中の糖を細胞内にとり込むホルモンが普通の人よりもだらだらと長時間出るために、低血糖になっているようです。

普通は、インスリンはとてもすばやい反応で分泌されて血糖を正常の値に調節しています。そう考えると、アトピー性皮膚炎とは、ホルモンの分泌にまで影響を及ぼす、全身病といえるでしょう。そして、甘い物を食べたがる患者さんのつらさも、この低血糖を考えると容易に想像できるのです。

さらに甘いものを食べるとその後にかえって血糖が下がり、また食べたくなるという悪循環になってしまいます。その悪循環を絶つためには、血糖が急激に上がらないようにすることです。とにかく砂糖が大量に入った清涼飲料水やお菓子はできるだけ避けることがたいせつで、アトピー性皮膚炎が軽快すると低血糖は起こらなくなってきます。食欲も、甘いものへの執着もとれてきて、初めてアトピー性皮膚炎から卒業です。

有沢祥子著:「アトピーが消えた、亜鉛で治った」より引用

 

低血糖ももちろんそうだけど、栄養不足、特に微量ミネラルである亜鉛の不足がアトピーの原因で、それを補おうと食欲が増しているというところにフォーカスしたのが有沢祥子先生のこの本。

もう絶版だから中古しかないけど、こちらもアトピーの良書。

ちなみにアトピーにとって亜鉛もかなり重要性高いからこの記事も読んでほしい。

亜鉛でアトピーが治る!大事なのは亜鉛の量!亜鉛の効果とオススメの亜鉛サプリ

 

ケトン体質への改善は、うつ病の改善につながることがあります。

うつ病の方にとって、血糖値の乱高下は避けるべき危険なものです。糖質をとれば誰でも血糖値が上昇し、とくに急激な上昇は、眠気やだるさが出ます。糖質が体内に取り込まれると、血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌され、血糖値はまた急激に下がります。すると、ぼんやりしたり眠くなるなど同様の症状が出るほか、イライラして精神が不安定になりやすくなります。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

糖質の過剰摂取が睡眠不足を引き起こすのと真逆のような気もするけど、これも本当のこと。

寝起きから午前中ずっと眠くて、なんとか耐えてお昼ご飯を食べた後に眠気のピークが来て死にそうになりながらなんとか仕事を終えて帰宅。

晩御飯食べた後に動けなくなるほどの強烈な睡魔が来てそのまま床で気を失うように寝てしまい、気づいたら3時間ぐらい寝てて、そこからお風呂入って布団に入ったら全然眠れなくてまた寝不足で朝を迎えるっていうのが頻繁にありました。

今思えば糖質の摂り過ぎで血糖値の乱高下によってインスリンの働きが狂っていたのと、自律神経のバランスもおかしくなっていたことが原因だったんだろうね。

糖質のことを考えて食生活変えたら、日中の睡魔や食後のありえないぐらいの眠気に襲われることがほとんどなくなった。

ご飯食べないから元気でなくなるかと思えばむしろその逆で、体が軽いし元気に1日過ごせるのにはマジで驚いたし感動した。

これを味わうと糖質を食べないことの辛さよりも、あの眠気やだるさに苦労する日々に戻るのが怖すぎて糖質なんか食べたくなくなるよマジで。

 

糖質の過剰摂取がアトピーに与える悪影響についてざっと書いてきたけど、大体こんなもんかな。本当はもっとあるけど書ききれないので、もっと知りたい人は上に張ったAmazonリンクから引用元の本買って読んでいただければ糖質について理解が深まります。

 

糖質に変わるエネルギー源ケトン体とは

炭水化物、糖質の説明でもちょこちょこ名前が出てきたケトン体。このケトン体とはいったい何者なのかという説明に入ります。

通常の食事では主食としている炭水化物をエネルギー源にしています。炭水化物を分解してできるブドウ糖が体、脳の唯一のエネルギー源だと考えられてきました。

ですが実は脂肪を燃焼して生み出されるもう一つのエネルギー源があって、それがケトン体です。

ブドウ糖は余った分は脂肪として蓄積されたり、高血糖の状態が続くと体に害を与えるなどの問題がありますが、ケトン体はブドウ糖と違って健康に害をなさないために近年注目されています。

ケトン体は、脂肪酸とアミノ酸の代謝産物を指します。具体的にケトン体を構成しているのはアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の3つ。体内の脂肪の分解によって、ケトン体が肝臓で作られ、血液中に出されていきます。糖質をとらなかったときに脂肪を燃やして動くのが、ケトン体エンジンです。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

ケトン体はビタミンやミネラルのように外部から摂取するものではなく、人間の体内で作られる物質です。

脂肪をエネルギーとして燃焼させる際に生み出されるんだけど、普段炭水化物からエネルギーを得ていると脂肪を燃焼させることがないのでケトン体は作られない。

ケトン体にはさまざな健康効果があるが、ブドウ糖をエネルギー源にしている限りケトン体の代謝経路が使わることなくその健康効果を発揮することがない人がほとんど。

だから糖質制限で脂肪をエネルギーに変えてケトン体を生み出して、健康的なケトン体質になろうぜ、っていうのがケトン体ダイエットやケトンジェニックダイエットの本質。

 

ケトン体の健康効果

脂肪を燃焼されて作られるケトン体にはどんな健康効果があるのか。

  • 脂肪を材料にしているので自然と脂肪が減る
  • 抗炎症作用
  • 抗糖化作用
  • 抗酸化作用
  • 抗老化・アンチエイジング作用
  • 抗ガン作用
  • 心筋保護作用
  • 脳神経保護、精神安定作用
  • 集中力のアップや肉体のパフォーマンスの向上
  • 様々な病気の予防
  • 食欲に振り回されない

もっとあるけど代表的なものはこんなところ。ケトン体そのものにこれだけ健康効果がある。これだけの健康効果があるものはサプリや薬を含めてなかなかない。それが自分の体で作れるんだからこれを利用しない手はない

それと当然ながら、 脂肪をエネルギーにすることで糖質をとる必要がなくなるから、上に書いた炭水化物の摂りすぎによる害は全部気にしなくていいことになる。 

糖質を抑えると、血糖値を下げるためにインスリンが働く必要がなくなります。糖が体に入ってくる間は、人間の体はブドウ糖をエネルギー源にするため、たっぷりと溜まった脂肪を燃やすことはありません。しかし、糖が入ってこないと分かれば、脂肪を使って体を動かそうと、ようやく脂肪燃焼の機会が生まれるのです。こうして、糖質制限によって体が蓄えた脂肪を使うようになり、体はより健康に、スリムになっていきます。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

血糖値を上げる糖質が入ってこないから、血糖値の乱高下がなくなる。そうするとインスリンが働く必要がなくなるので、ホルモンの分泌が正常になり、自律神経も整ってくるようになる。

さらに低血糖から抜け出せるようになるので、血糖値に左右されていたあの異常な食欲、甘いものへの執着から解放されるのが本当に大きいメリット

日中の異常な眠気や夜眠れないなどの問題も次第に解決していく。

アトピーの症状の回復もそうだけど、炭水化物減らすだけでこんなに生活の質が上がるのかってびっくりした。

アトピーが甘い物やめれないのは意志の弱さやストレスなんかよりもこの糖質依存の食生活による低血糖が大きな原因だってことをみんなに知ってほしい。

原因がわかれば対策だってできる。幸い糖質制限にはコツがあるからそれさえ抑えればアトピーだって甘いものや炭水化物減らせるよ。

 

それからケトン体自体が抗酸化・抗糖化作用を持っているアンチエイジング物質というところもポイント。

ケトン体には三種類あるのですが、そのうちのβヒドロキシ酪酸が「活性酸素を無害化する酵素を活性化する」という研究報告が、世界的にも有名な『サイエンス』誌に掲載されました。

~中略~

活性酸素は特に肝臓で発生しやすく、活性酸素が体内に増えると肝機能が低下して疲れやすくなります。ほかにも、シミやソバカスが増えたり、血管がつまりやすくなって脳梗塞や心筋梗塞のリスクが非常に高くなります。

ケトン体がつくられていると、こうした活性酸素の無害化がうながされます。老化抑制、がんや動脈硬化などさまざまな病気の予防に役立つでしょう。

白澤卓二著:体が生まれ変わる「ケトン体」食事法 より引用

 

抗酸化物質の摂取はアトピー治療はもとより、健康レベルを引き上げるためにどんどん摂った方がいいものだけど、ケトン体質になればサプリや野菜などの摂取だけじゃなく体の中で作られる

僕らアトピーが高いお金払っているものが、炭水化物を減らすだけでタダで手に入る。そんなのやった方がいいに決まってるじゃん。

 

さらにケトン体を糖質のかわりにメインのエネルギーにすることによって、疲れを感じにくいタフな体になり、集中力もアップし本当に体が変わる。

ブドウ糖は肝臓にグリコーゲンとして蓄えられますが、5~6時間ぐらいしか持ちません。さらに余った場合は脂肪細胞になってしまう。

だから5~6時間おきに糖質をとる必要がある。そうしないと血糖値が低くなって生体機能を維持できなくなる。また、脳の働きも低下するので、頭も働かなくなる。

ご飯を抜くとやる気や元気が出なかったり、だるさや疲れ、眠気が出てパフォーマンス落ちるでしょ?

これが糖質に頼らないケトン体質だとどうなるか。

まず、血糖値の乱高下の問題から解放されるので、低血糖の症状が現れなくなる。血糖値が下がってやる気が出ない疲れるっていうことがなくなるのでスタミナ切れを起こさなくなる。

ブドウ糖じゃなくたって脂肪がなくなればエネルギーが枯渇して一緒じゃんって思うかもしれないけど、ケトン体の材料の脂肪はブドウ糖よりもたくさんあります。

体に貯蔵できるグリコーゲンは、200~300g程度しかなく約1000キロカロリーほどです。これは、常に体の外から補給せずに使い続ければ12時間で枯渇する量です。

~中略~

一方、ケトン体エンジンが使う脂肪の貯蔵庫はたくさんあります。体重60キログラム、体脂肪率20パーセントの人の場合、脂肪は12キログラム。エネルギー量にして、約10万キロカロリーです。たとえ数日、食事ができなくても、ケトン体は肝臓を除くあらゆる臓器、心筋、骨格筋を動かすエネルギー源として機能してくれるのです。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

ここで気になるのが肝臓に使えないの?だと思うけど、肝臓のエネルギー源はブドウ糖と脂肪酸。

なんだよブドウ糖いるんじゃねぇかよ!って思うだろうけど、前半でサラッと書いたように人間の体はブドウ糖をつくり出すことができる糖新生というシステムがあります。

アミノ酸や乳酸や脂肪を原料にブドウ糖をつくり出す。それに完全な絶糖じゃなくて糖質制限なら糖質も摂取しているのでそんなにシビアに考える必要はないです。

ケトン体のメリットもそうだけどどっちかというと最大のメリットは糖質の害と無縁になることだと思っている。

さんざん糖質、食欲、甘いものに振り回されてきた僕はこれが最高に嬉しかったね。

アトピー悪化するの目に見えているに甘いものやめられなくて、「ほんと自分はダメ人間だ」って思いながら食べてたからね。食べ終わった後の罪悪感、自己嫌悪、アトピーの悪化、全部がストレスだった。

これをコントロールできるようになってアトピーも良くなったし、何より自信がついた。

僕もそうだったけどアトピーの人はセルフイメージが低い傾向にある。アトピーってだけでダメ人間だと思い込んでしまいがちだから。

特に食事なんか「こんなことも我慢できないのか自分は。。」だったり、がんばってても「こんなにがんばってるのになんでアトピーが治らないんだ。。」ってずっと自分を責めまくり。

 主食の炭水化物を抜くだけで快適な毎日が手に入って自信もつくからアトピーの人はケトン体質に体を変えることはマジでおすすめです。 

 

糖質制限の具体的な方法、注意点

糖質制限をしてケトン体質になればアトピーの症状も良くなってくるっていうのはここまでで散々書いてきたので、ここからは糖質制限のやり方や注意点について書いていきます。

先に言うと、糖質制限でケトン体をつくり出すっていうのは、誰でもいきなりできることじゃありません

人間には脂肪をエネルギーにする代謝経路が備わっていますが、今までブドウ糖の代謝経路しか使ってこなかったので、いきなり脂肪をエネルギーに変えてケトン体をつくり出すのはちょっと難しいです。

それと一気に糖質を抜くのも危険です。ケトン体が満足に作れない状態で、普段の食事から糖質だけ抜くと高確率でエネルギー不足になります

 なので、段階を踏んで徐々に糖質を減らしていくことと、ケトン体を効率よく生み出すココナッツオイル良質なオメガ3脂肪酸をうまく活用することがポイント。 

それと糖質制限を行うということは、タンパク質と脂質がメインの食事になるので、炭水化物をメインで食べていた時よりも胃腸に負担がかかることがあります。(これは間食やジュース、炭水化物を大量にとっていた場合は逆に胃腸の負担減ることもあるから一概には言えないけど)

だから並行して胃腸のケアも必要になってくる。タンパク質をうまく消化・吸収できないとまた別の問題が起こるからね。

 

一気に糖質を抜かず段階を踏んで糖質を減らす

糖質制限が体に良いんだ!よし!糖質を一切とらないぞ!っていきなり極端なことをするとぶっ倒れます。

人間には脂肪をエネルギーにできる代謝経路があるといっても、今まで糖質にだけ頼ってきた体はそう簡単に効率よくケトン体を生み出せるわけではないです。

アスリートやモデルなんかは厳しい糖質制限を行っている人もいるけど、アトピーを改善するための糖質制限だから、ぶっちゃけそこまで厳格に制限しなくてもいい。

多少なりとも制限すれば糖質による害は減らせるから、できる範囲から始めてもっと効果を得たくなったら段階を上げていけばいい。

初めからきびしい条件でスタートすると挫折することになるからね。それだけ糖質の誘惑は半端ないから。

ケトン体質になるには、糖質を抑える必要があります。「血糖値を上げるのは糖質だけ」という理論を基本に、できるだけ糖質を控えて食後の血糖値の上昇を防ぐことが大事です。「ご飯やパンなどの主食を抜いて、おかずをたっぷり食べる」イメージです。

では、具体的にどれぐらい抑えればいいのでしょうか。

糖質制限には「プチ糖質制限」「スタンダード糖質制限」「スーパー糖質制限」の3つのパターンがあります。(江部康二先生の分類)。

~中略~

ケトン体を増やすには1日の糖質量を60グラム以内に抑えるべきなので、プチ糖質制限からスタートし、少しづつスタンダード糖質制限へとハードルを上げていくといいでしょう。150グラムのご飯には糖質が55グラム含まれているので、1日1回、お茶碗に少なめに入れる程度ですませること。おかずをたっぷり食べて、主食分のカロリーをしっかりとることが大切です。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

糖質制限の種類

https://www.toushitsuseigen.com/products/detail45.html より引用

 

アトピーの人は完璧主義でより厳しい選択をしがちだけど、いきなりスーパー糖質制限から始めるのはおすすめしない。

挫折した時のストレスもあるし、なにより体にかかる負担がでかい

これとは別でハタイクリニックの西脇俊二先生は一気に糖質をゼロにする方がいいっていう主張。

低糖質ダイエットなどでは、少しずつ糖を抜いていくことをすすめていますが、何度も述べているように、糖は中毒・依存性物質です。ゆるやかに糖を抜いても、毎食つらいばかりで、結果がついてきません。ここは騙されたと思って、3日間きっぱりと糖を抜いてみてください。

~中略~

ダイエット目的であれば、体重の減少がうれしいですし、糖尿病であれば、3日きちんと絶糖するだけで、多くの人の血糖値が一気に正常値まで戻ります。うつ病や統合失調症も、絶糖を3日するだけで幻覚症状などが治まるのを、実際に目の前で見てきました。

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

よりストイックな分、こっちの方が短期間で効果が出るし、結果的に体や精神面でも楽だよっていう主張ね。

どっちの主張が正しいかというと、どっちも正しい。確かにゆる~く糖質制限してても低血糖が良くなってくるまでは辛いし、だったら辛い離脱症状をできるだけ少なくて済む短期勝負で一気にケトン体質になるっていうのも一理ある。

ただどっちの方法にせよ、糖質を抜いた分のカロリーを確保することと、ココナッツオイル、オメガ3脂肪酸などの良質な油やビタミン、ミネラルの摂取が大前提だけどね。

 

ケトン体質になるには2週間ほどかかる

糖質制限によって体がケトン体をつくり出すようになるにはどれぐらいの期間がかかるのか?ということを知っておかないとね。

だいたい糖質制限をはじめて2週間ほどでケトン体を生み出すケトン体質になります。

36歳のメタボリックシンドロームになっていて、しかもインスリン抵抗症の男性に糖質制限を行った時のデータが↓です。

私は、この男性にパンをやめるよう指導しました。ごはんも血糖値を上げるので控えてもらい、糖質全般の摂取量を少なくしたのです。

これを続けると、まずインスリンの数値が落ちてきました。糖質を摂取していないのでインスリンの出番がなくなり、かなり下がってきたのです。

それと同時に、ケトン体の血中濃度が上昇していきました。最初に検査したときに比べると、なんと100倍くらいまで上がっていたのです。生まれて三十六年間、糖質に頼って生きてきても、たった二週間で200年前から存在しているのに眠ったままだったケトン体の代謝システムを動かせるようになったのです。

白澤卓二著:体が生まれ変わる「ケトン体」食事法 より引用

 

これはスーパー糖質制限かスタンダード糖質制限かなど、糖質制限のレベルにもよると思うけど、大体ケトン体質になるには2週間が目安です。

僕の感覚としては3日ぐらいで体調に変化を感じました。

体が元気になって眠気もかなり改善されます。そして甘いものや糖質への欲求が以前よりもだいぶマシになる。そしてなにより自尊心が高くなる。

あれだけやめられなかったおかしや炭水化物を食べずにすんでいるぞ!すごいぞ俺は!!みたいな。

糖質制限の精神面の効果は大きいですね。

めちゃくちゃストイックな絶糖だと2週間も要らないのかもしれない。

 

糖質制限に必須のココナッツオイルはケトン体を増やす中鎖脂肪酸を含む

糖質制限を成功させるにはただ炭水化物を抜くだけじゃ不十分。

それだとカロリーも足りなくなってフラフラになってぶっ倒れてしまうし、なによりも糖質制限を始めたばかりのころはケトン体をうまく作れない。

そこで必須になってくるのがココナッツオイル。ココナッツオイルなしでは糖質制限は成功しないといっていい。

糖質制限中はココナッツオイルを使うっていうのは、さっきから僕が引用しまくっている本全部に書いているので絶対必要。

糖質を制限すると最初の二~三日は空腹感に悩まされたり、ごはんやパンが食べたくてイライラしたり、むしょうに甘いものが食べたくなったりします。

これは、それまで使われていなかった、ケトン体をつくるシステムのスイッチがなかなか入らず、ケトン体の血中濃度が上がりにくかったり、糖質中毒に陥っている人が禁断症状におそわれたりして起こる症状です。

~中略~

そんなときに強い味方となるのがココナッツオイルです。

ココナッツオイルの中鎖脂肪酸が肝臓で分解されてケトン体がつくられるからです。ココナッツオイルは認知症を改善するだけではありません。糖質に対する欲求を低下させたり、食欲全般を抑える作用があることもわかっています。

以前は、ごはんやめんを食べるのをやめられないと挫折する人が多かったのですが、ココナッツオイルを摂取してもらうとそうしたケースが減りました。皆さん、そろえたように「それほど食べたいと思わなくなりました」とおっしゃいます。

ココナッツオイルを摂取すると、三~四時間後にケトン体の血中濃度がもっとも高くなります

白澤卓二著:体が生まれ変わる「ケトン体」食事法 より引用

 

実際に、ココナッツオイルを食べさせてケトン体をはかると、数値が上がるのがわかります。では、なぜ、ココナッツオイルが効果的なのでしょうか。

ココナッツオイルの主体は、中鎖脂肪酸「ラウリン酸」です。中鎖脂肪酸は、小腸から直接肝臓に入り、そこで代謝されてケトン体になります。長鎖脂肪酸と比べると、約5倍の速さで分解され、エネルギーになるため、非常に効率的なケトン体エネルギー源だといえます。

食事だけでケトン体の値を上げるには、糖質をとらないことが大事ですが、ケトン体を脂肪酸と結合した形でとると、それだけで血中のケトン体の濃度はぐんと上がります。中鎖脂肪酸を含むココナッツオイルを食べることで、肝臓ですぐに代謝され、次々とケトン体エネルギーへと変換されていくのです。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸がすばやくケトン体をつくり出してくれるから、糖質制限を開始したばかりでケトン体の代謝回路ができていなくてもスムーズにケトン体の作り出してくれる

さらに食欲や糖への欲求を抑えてくれるので、糖質制限が失敗するリスクもぐっと下がる。というかココナッツオイルがないと糖質制限挫折するよ。

糖質抜いた分のカロリー、エネルギーを確保しないといけないんだけど、ココナッツオイルがそれを担ってくれる。

だから絶対にココナッツオイルは必要。

ココナッツオイルって脂肪だから摂りすぎはさすがに良くないんじゃないの?って思うけど、ココナッツオイルはエネルギーとして利用される速度がとても早く、体にたまりにくい。

ココナッツオイルを選ぶ際は低温圧搾(コールドプレス)製法で作られたバージンオイルを選ぶようにすること。

熱を加えると成分が壊れる可能性があるので、低温圧搾によって抽出されたものを選ぼう。

それとオイルの抽出方法は遠心分離法と発酵分離法とがある。

遠心分離方は効率が良いので多くのココナッツオイルで採用されている方法だけど、余計なものが混ざったり劣化しやすくなる。

発酵分離法で作られたココナッツオイルは劣化しにくく高品質なものができるけど、その分値段が高くなる。

まぁ高くてもしっかりした品質の発酵分離法で作られたものが良いね。安すぎるのは悪い油も入ってたりするから。

ココナッツオイルは夏は液体で良いけど冬は固まります。だいたい20℃で固まってろうそくみたいになります。

めちゃくちゃ使いにくい。液体でも瓶がべたべたになるし。

冬でも固まらずに液体のままのココナッツオイルもある。

固まらないから使いやすい。しかも中鎖脂肪酸が90%以上で、ケトン体に変換しやすいと言われるカプリル酸とカプリン酸が80%を占めるのでケトン体への返還に優れたココナッツオイル。

ただこの瓶が液垂れめっちゃするからそこを改良してくれればな。。

これだと家で使う分にはいいけど、お昼外で食べるときやそもそもオイルですら面倒、料理に合わなくてどうも苦手だしサプリにしてくれって人はココナッツオイルサプリVCOがおすすめ。発酵分離法で作られたバージンココナッツオイルなので高品質

15日間の返金保証がついているから気に入らなければすぐ返せる。ココナッツオイル使った糖質制限は2週間あれば効果がわかるしね。

 

良質な脂肪のオメガ3脂肪酸、ビタミン、ミネラルも必要

糖質制限を成功させるには炭水化物を減らしてココナッツオイルの大前提なんだけど、ビタミン・ミネラル、良質な油の摂取も忘れちゃだめだ。

炭水化物に頼らない分良質な脂質をたっぷり摂ること。

そしてタンパク質の摂取量も増えるからそれをきっちり消化できるよう腸内環境を整えること。

糖質制限を続けると体は酸性に傾きやすいし(これは炭水化物のとりすぎでも同じだけど)、消化吸収を助けるためにビタミン、ミネラルの十分な摂取。

まぁこれは糖質制限してなかろうとアトピーじゃなかろうと、健康レベルを維持する、向上させるために必要なことだから特別なことでもないけどね。

ケトン体を上げるには、良質な脂をしっかりとることも大切です。油といっても、さまざまな種類があるので、とるべき油と、避けるべき油を覚えておくとよいでしょう。

積極的にとりたいのは、体内で作られない必須脂肪酸を含む「オメガ3」に分類される油。具体的には、亜麻仁油、えごま油、ココナッツオイルです。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

↑ココナッツオイルはオメガ3脂肪酸入ってないけどね。。。

オメガ3脂肪酸はサプリから摂るのがベスト。おすすめのオメガ3サプリはさくらの森のきなり

説明はトランス脂肪酸の記事だけど、こっちに詳しく書いてます。

トランス脂肪酸は排出できる!対策すればアトピーよくなるし生活の質が上がるからとにかくオメガ3サプリです。

 

糖質制限でアトピーが悪化する危険は?

ここまで糖質制限によってケトン体質になることはメリットばっかりだぜ!って書いてきたけど、「糖質制限」や「ケトン体」の安全性について疑問を感じる人がいるでしょう。検索したら本当は怖い糖質制限!とか糖質制限の危険性とかケトン体のデメリットとかいっぱい出てきて不安もあるでしょう。

糖質制限でアトピーが悪化したとかも出てくるしね。

これは医者でも糖質制限否定派と推進派がいるから、一般人としてはさっさと結論出してくれって思うけど、専門家たちの意見が一致するのはまぁまだ時間がかかるでしょうね。(そもそも一致するのかは謎)

てことで、今も僕が糖質制限している結果と、調べた結果によるものだけど、正しく糖質制限を行った場合危険はないし、アトピーが悪化することもない。

そもそも糖質制限で健康を害した、アトピーが悪化したって人はやり方を間違えていたか、なにか持病があったなど別の原因があるはず。

過剰な糖質制限をやって、肌はボロボロ、髪はパサパサ、いつもフラフラとして集中力も低下してしまったという方がいます。これは、糖質制限とカロリー制限を同時にしてしまうために起こります

ご飯は血糖値を上げる糖質が多く含まれますが、一方でエネルギー源としての価値があります。単純にご飯だけを抜いてしまうと、250キロカロリー分が不足し、基礎代謝と呼ばれる最低限必要なエネルギー(成人男性で1日約1380~1570キロカロリー、成人女性で1日約1100~1350キロカロリー)さえもとれないことになりかねません。極度な低カロリー生活を続けていると、体重とともに筋肉も落ちてしまいます。人間の体は、脂肪をエネルギー源として使ったあとは、体を動かす筋肉をエネルギー源として使い始めるためです。

糖質制限はカロリー制限ではありません。「摂取カロリーを制限すればやせて健康になる」という考え方を止め、基礎代謝分のカロリーをきちんととる食生活を心がけてください。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

糖質制限は糖質を減らすだけじゃ不完全なんですよ。炭水化物分のカロリーを補わないと単純にカロリー不足になる。

あとよく言われるのが脂質とタンパク質だけなんて偏りすぎ!バランスの良い食事を心がけることが健康の基本でしょ!って意見。

このバランスの良い食事っていうのにとらわれがちだけど、バランスの良い食事ってなんでしょう?

糖質制限をすると、栄養に偏りが出るのでは……と心配される方がいます。しかし、これは「バランス神話」という誤った認識にとらわれた考え方だといえます。バランス神話は、「炭水化物60パーセント、タンパク質20パーセント、脂質20パーセントがバランスのとれたよい食事」とするものですが、実はこの比率には何の根拠もありません

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

厚生労働省が定める炭水化物の目標摂取量は、男女とも1日の総食事量の50~65パーセント。たとえば30~49歳の女性で身体活動レベルが普通であれば、1日約287.5グラムを摂取するように進めています。茶碗1杯分の炭水化物の量は55グラムですから、1日ご飯を5杯食べろ、ということになっているようです。

西脇俊二著:難病を99%治す技術 より引用

 

1日茶碗5杯の白米が30~49歳の女性バランス取れた食事における糖質の量…どう考えても食べ過ぎでしょ。

まぁこんな感じで国が定めるバランスのいい食事なんてのは全くアテにならないから気にする必要はない。

それと日本人は農耕民族だから昔から米を食べてきたんだから肉や油に頼る食生活は合わない!っていう意見もシカトね。

農耕が始まったのなんて人類史でみるとここ最近の話で、それまでは狩猟採集の時代だから昔からケトン体質で糖質とかほとんどとってなかったよ。

だからその辺については心配する必要はない。

もちろんすべての人があてはまるわけではないから、持病がある人などは医師に相談するようにしよう。

 

それからアトピーが悪化するリスクだけど全くないわけじゃない。

糖質をゼロにすると糖質をエサにする腸内に住むカンジダ菌が一気に死滅する。そうすると毒素が大量に発生して一時的にアトピーが悪化することがある。(ダイオフ反応ってやつ)

それと、タンパク質の摂取量が増えるので胃腸に負担がかかりやすくなる。まぁ糖質制限する前も炭水化物食べまくりだった人は最初から負担かけていただろうから、どっちがとは一概にきめれないけど、肉などのタンパク質は消化しにくいのは確かなので、よく噛んで胃腸の負担を減らそう。

だから糖質制限と同時に腸内環境のケアも行うっていうのは理にかなっているのでおすすめ。

腸内環境のケアはやっぱり乳酸菌の摂取がいちばん手っ取り早い。

アトピーの糖質制限でおすすめの乳酸菌サプリは【善玉元気】です。

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸というエネルギーになりやすい脂肪酸が含まれていたんだけど、善玉元気は短鎖脂肪酸という脂肪酸が含まれている。

これ違いはなんなのかというと、脂肪酸にくっついている炭素の数の違いで中鎖脂肪酸の炭素の数は12個以下で短鎖脂肪酸は6個以下。

この炭素の数が少ないほどエネルギーとして利用されるスピードが速いのでココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸よりも短鎖脂肪酸の方がケトン体をつくり出すのに適している。そもそもケトン体は短鎖脂肪酸の一種だとも言われているそうですが、はっきりとした文献などはないっぽい。

けど、この短鎖脂肪酸は糖質や脂質をとり込むことを抑制したり、食欲を抑える、腸のエネルギーになるなど健康効果が高く、糖質制限中にもぴったりな乳酸菌。

善玉元気はアトピー対策で1番オススメの乳酸菌サプリ

アトピー対策の乳酸菌サプリのなかでもいちばんおすすめです。

カロリーと腸内環境に気をつけていればアトピーが悪化するようなことはまぁない。

 

糖質制限はアトピー改善に効果的

長くなり過ぎましたがアトピーと糖質制限、ケトン体についてはあらかた書けたんじゃないかな。

あとアトピーにとってメリットは、糖質制限をすることで、トランス脂肪酸の摂取量もかなり減らすことができる。蓄積したトランス脂肪酸も脂肪を燃焼させるケトン体質になれば、どんどん燃焼されていくし、いいことづくし。

パスタやパン、お菓子を減らせばそれに含まれるトランス脂肪酸も自然と摂らなくなるからね。これも健康効果はかなり見込める。

さっき糖質の摂取量をゼロにすると腸内のカンジダ菌が一気に死んで毒素がやばいって書いたけど、糖質の量を徐々に減らしていってだんだんとカンジダ菌を減らしていけば大丈夫。

糖質制限は腸のカンジダ対策、腸内環境対策にもなるよ。

それと、炭水化物は血糖値をあげ、上がりすぎた血糖値を下げるためにインスリンが分泌されるんだけど、インスリンは炎症性の悪性のエイコサノドの元になるアラキドン酸を作る酵素を活性化させる

だから糖質を控えれば血糖値が上がらないのでインスリンが働きすぎることもなくなるし、この炎症性のエイコサノドが作られることもなくなるので、アトピーの炎症、痒みが治まる

さらに低血糖による食欲や眠気、だるさもない。

これらは全部普段アトピーだと当たり前の状態。それがなくなるってかなり快適ですよマジで。生活レベルめちゃくちゃ向上するから。

糖質制限に必要なものはココナッツオイルぐらいのものだし、そんなにお金のかかるものでもない。というかココナッツオイル代以上の価値アリアリなんで、費用対効果で考えるとかなりコスパいいです。

糖質制限はアトピーを治すためにかなり有効な方法なのでマジでおすすめです。

 - アトピーと油, アトピーと食事