トランス脂肪酸は排出できる!対策すればアトピーよくなるし生活の質が上がるからとにかくオメガ3サプリです。

      2017/09/19

調理中のフライドポテト

油の摂り方が改善できればアトピーはマジで良くなる。

油にも良い油と悪い油があって、アトピーは油の影響をもろに受ける。アトピーの大きな原因は油だ。

その中でも悪い油のボスともいえる最悪の油がトランス脂肪酸。

トランス脂肪酸は体に悪い、太りやすくなるからなるべく摂らないようにしようね、程度で済まされるような代物ではない。

トランス脂肪酸が細胞膜に入り込むと細胞がダメージを受けて細胞は機能不全になり、様々な不調が起こる。

アトピーの肌が弱いのも、解毒力が低いのも、ビタミン、ミネラルなどの栄養が不足しがちなのも、自律神経の乱れ、ホルモンの分泌異常、活性酸素まみれなのも全部トランス脂肪酸が影響している。

トランス脂肪酸は体のすべてをぶち壊すし、こいつのせいでアトピーはなかなか治らないし悪化させられてる。

だからトランス脂肪酸は極力摂取しない方がいいんだけど、なんせいろんな食べ物に入っているし、自分で料理してても発生しちゃう。

ただ対策もあるししっかりと理解して付き合っていけばアトピーも良くなってくるのは確実。

先に言うととにかくオメガ3サプリ飲むこと。

油の摂り方とオメガ3サプリで対策すればアトピーもよくなるし、食欲とかも落ち着くしだるいのも改善できるし本当におすすめ。

油については何度か書いてきたけど、トランス脂肪酸とはどういうものか、トランス脂肪酸の害や対策法はアトピーなら絶対に知っておかないとな~って思ってるので、今日はそんなトランス脂肪酸の話です。

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トランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸ってなに?という前に油の種類からざっくり説明。

油脂の種類

http://nakanomachiseitai.com/pages/diary/002531.htmlより引用

まず油は飽和脂肪酸不飽和脂肪酸に分けることができます。

飽和脂肪酸は動物性のものが多く、融点(溶け始める温度)が高いので常温で固体のものが多い。

だから体内でも固まりやすく、これがドロドロの血液状態になる理由のひとつ

肉ばっかり食べる人が動脈硬化とか心筋梗塞になりやすいのはこれが原因になっていることが多い。

人間の体内でも合成できるものだから摂り過ぎは注意。

ちなみにココナッツオイルも飽和脂肪酸に分類されるけど、こいつは別。

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸という消化吸収が優れた脂肪酸なので、摂取すると肝臓で素早くエネルギーに変換されるので、体内で悪さはしない。

むしろ健康効果が高いナイスな油。

 

そして不飽和脂肪酸は魚介類や植物から作られる油。

分子構造の違いからさらに2つのグループに分かれる。

一価不飽和脂肪酸多価不飽和脂肪酸です。

一価不飽和脂肪酸はオメガ9脂肪酸とも呼ばれ、代表的なものはオレイン酸です。

オリーブオイルとかに含まれているやつね。

オレイン酸には悪玉コレステロールを下げたり、肝機能や腸の働きを良くしたりもするけど、こいつも体内で合成できるので、実はそこまで必死に摂らなくても問題ない。

体が作れない脂肪酸はもう一つのグループの多価不飽和脂肪酸

これらは体内で合成できないので、必須脂肪酸と呼ばれます。

体内で作られないから、これらが不足すると色々不調が現れます。

そしてこの多価不飽和脂肪酸も2種類に分けられる。

一つはオメガ6系脂肪酸。リノール酸というグループ。

もう一つはオメガ3系脂肪酸。αリノレン酸というグループ。

どちらも植物性で両方とも体内で作られない必須脂肪酸なんだけど、オメガ6系脂肪酸のリノール酸を摂りすぎると健康問題が起こってくる。

 ていうかこのオメガ6系脂肪酸のリノール酸の摂りすぎがアトピーの原因のひとつでもあるんだけどね。 

そしてオメガ3系脂肪酸、αリノレン酸は意識して摂らないと不足しがち。

魚をあんまり食べない、外食やスーパーの総菜、コンビニ食ばかりの生活だと確実に不足する。

なにも意識せずに普通に生活しているとどうしてもリノール酸過多の食生活になってしまう。

不健康な食生活っていうわけじゃなくて、普通の食生活でもっすよ?

普通に朝パンとかおにぎり食べて、昼はコンビニか会社の近くの定食屋で食べて、夜は外食したり家で簡単なもの作ったりまちまち。

みたいなふっつーーーーーの食生活でもやっぱりリノール酸ばかりになってしまう。

αリノレン酸オメガ3脂肪酸が含まれている食材ってあんまりないからね。

オメガ6とオメガ3は大体1日どれぐらい必要なの?っていうと、これは量じゃなくて割合が大事。

理想はオメガ3脂肪酸1に対してオメガ6脂肪酸2、または1対4ぐらいが理想的なバランス。

現代人はオメガ3とオメガ6のバランスが1対10とか1対40とかになってるんだって。

一般に、オメガ3とオメガ6の理想的な摂取比率は、1対2~1対4程度が適切であると言われる。

じつは、伝統的な和食を食べていれば、このくらいの比率に自然と落ち着く。

だが、日本でも欧米型の食事が普及するにつれて、この比率が1対10程度、ひどい場合は1対40にもなるという。

要するにオメガ6のとりすぎである。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか?より引用

 

リノール酸が体内に増えると炎症が起こりやすくなるし、いろいろと体に悪い影響がある。

もちろんアトピーにとってもマイナス。

だからなるべくリノール酸、オメガ6を抑えてオメガ3系の油を摂りましょうねーって言われるわけ。

ここまで読むとリノール酸、オメガ6超悪者じゃん、って思うけど、それよりもさらに悪い最悪の油がトランス脂肪酸。

やっとトランス脂肪酸の話ができるよ。油の話をしだすと長くなるんだよほんとに。(いつもだけど)

トランス脂肪酸は飽和脂肪酸にも不飽和脂肪酸にもどこにも属さない変な油。

無所属、完全な一匹狼、異端児、油界の中でもおかしな存在だ。

自然界には存在しない油とも言われているけど、これは間違いで、牛肉や牛乳にもわずかに含まれています。

そういう天然のトランス脂肪酸はそこまで気にしなくていいけど、問題は人工のトランス脂肪酸。

加工、精製された植物油に入っている人工のトランス脂肪酸が問題。

http://nakanomachiseitai.com/pages/diary/002531.htmlより引用

 

植物油を作る工程で水素を添加するんだけど、その際にトランス脂肪酸が生成されてしまう。

植物油の主成分である脂肪酸は、分子と分子をつなぐ炭素の鎖に「穴」があいている。

この穴が多いほど、固体になりにくく、融点が低い油だ。水素添加は文字通り水素を加えることで穴を封じ、固体に近い状態にする。

穴の部分に水素あてがって、炭素の鎖と結合させるのだ。このとき、トランス脂肪酸が発生する。自然界の油を作り替えることで、悪質な脂肪ができてしまうのである。

固体に近いけれども完全な個体ではないという中途半端さが、トランス脂肪の特徴であり、同時に危険性でもある。

水素添加は、ニッケルなどの金属を触媒にし、120℃~210℃の高温・高圧状態で水素ガスを反応させる。こういった、触媒の金属自体も問題である。

マーガリンは、危険なトランス脂肪を含むうえに、有害な金属の摂取にもつながりかねないのだ。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか?より引用

 

トランス脂肪酸の害は無茶苦茶あるんだけど、問題はそのものだけじゃなくて、製造過程で使われる金属触媒の残留も危険視されている。

有害金属が肝臓を弱らせたりアトピーを悪化させていることも十分あるし、知らず知らずのうちに健康レベルを下げてしまっている悪い習慣のひとつだよね。

 

世界では脱トランス脂肪酸に向けて対策している

そんな危険なトランス脂肪酸に対して世界ではトランス脂肪酸の使用を禁止したり制限する、含有量の表示など対策が進んでいます。

・カナダでは、平成 17 年(2005 年)12 月から原則として栄養成分の表示においてトラン ス脂肪酸を表示対象としています(食品一回使用量あたり 0.2g 以上含まれる場合)。 ・デンマークでは、平成 16 年(2004 年)1 月から国内で販売するすべての食品の油脂中 のトランス脂肪酸含有率を2%までに制限しています(ただし動物由来の天然のトラン ス脂肪酸を除く)。

・オーストラリア、ニュージーランドでは、トランス脂肪酸の摂取が比較的少ないことか ら低減のための早急な規制は必要ないとし、平成 21 年(2009 年)には加工食品中のト ランス脂肪酸が平成 19 年(2007 年)以降に 25~40%減少したことを確認のうえ、引き 続き規制措置を行わず非規制的な取り組みを続けることにしています。

・アメリカニューヨーク市では、市内で提供される食品由来のトランス脂肪酸の制限や表 示を、平成 20 年(2008 年)7 月までに段階的に実施する規制を定めました。また 2015 年 6 月には、米国食品医薬品庁(FDA)から「トランス脂肪酸が多く含まれている部 分水素添加油脂(partially hydrogenated oils:PHOs)をGRAS(generally recognized as safe:従来から使われており安全が確認されている物質)の対象からはずす」ことが発 表されました(3年間の猶予期間を設定)。食品に使用するためには FDA の承認が新た に必要(2018 年から)とすることを決定しました。

http://www.meg-snow.com/news/2016/pdf/20160615-1224.pdf より引用

 

雪印メグミルクのサイトから引用しました。

他にも南米やアジアでは韓国や台湾でもトランス脂肪酸の栄養成分表示義務が追加されている。

韓国なんかは学校給食にトランス脂肪酸をはじめ油脂類や糖類、食品添加物などの使用を制限しているんだからほんとすごい。

日本の学校も見習ってくれれば子どものアトピーやアレルギーのリスクもだいぶ減るのにね。

まぁこのように世界では健康リスクをできるだけ下げる努力がなされていて、トランス脂肪酸の害も軽視せずに対策をしっかり行っているわけね。

 

日本人のトランス脂肪酸の摂取量と対策は?

世界中でトランス脂肪酸を排除する動きがある中で、日本の対応はどうなのかというと、特に何もしていません。

なんかしろよ!って思うけどまじでなにもしていません。

それはなんでかというと、日本は欧米や諸外国に比べてトランス脂肪酸の摂取量が少ないとされているからです。

トランス脂肪酸の摂取量はどれぐらいが目安なのかというと、総エネルギー摂取量の1%未満といわれています。

日本人の一日の消費エネルギーは平均で約1,900 kcalなので、トランス脂肪酸は一日2g未満までが許容範囲だそう。

農林水産省のデータがこちら。

農林水産省が実施した調査研究(2008年)から、日本人が、一人一日当たり食べているトランス脂肪酸の平均的な量は0.92~0.96グラムと推定されます。これは平均総エネルギー摂取量の0.44~0.47%に相当します。 内閣府の食品安全委員会は、2007年にトランス脂肪酸に関するファクトシート[外部リンク](PDF:247KB)を公表しており、その中でも日本人のトランス脂肪酸の摂取量は平均総エネルギー摂取量の0.3~0.6%と見積もられると報告しました。

http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/より引用

 

米国食品医薬品庁(FDA)によれば、2003年時点のアメリカ人のトランス脂肪酸摂取量は一日4.6gだったそうで、こりゃあいかんといろいろと規制し始めた背景がある。

日本は欧米や諸外国に比べてトランス脂肪酸の摂取量が少ないから、同じように規制する必要なんてそもそもないんですよ、っていう意見が専門家のなかでも主流。

それに一昔前に比べてメーカーも努力しているし食の安全性は高まっている、トランス脂肪酸の使用量も抑えられているからそんな馬鹿みたいに騒ぐんじゃねぇ、それよりも大事なのはトランス脂肪酸そのものより脂質のバランスを気をつけろよっていうのが日本の対応。

まぁたしかにトランス脂肪酸だけを危険視して脂質のバランスをおざなりにするのはよくないけど、だからといってその危険性は無視できない。

すでにアトピー性皮膚炎という症状が出ている場合はやっぱりトランス脂肪酸についてよく知っておく必要がある。

国としては農林水産省のサイトに書いてある通り、トランス脂肪酸はまぁ良いものではないけどそんなに摂取してないしそこまで気にしなくてもいいよっていう見解だけど、実際のところはどうなのか。

トランス脂肪のことを議論するにあたって、大前提として心得なければならないのは、「何%以下なら安心」という閾値(境目となる値)がないこと。

摂取量はゼロを目指すべきであって、たとえば1%未満だから問題ないとするのは、国としてあまりに無責任だ。

しかも、本当は、国だってそのことがわかっているはず。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書には、こんな記述がある。

「日本人のトランス脂肪酸摂取量(欧米に比較し少ない摂取量)の範囲で疾病罹患のリスクになるかどうかは明らかではない。しかし、欧米での研究では、トランス脂肪酸摂取量は冠動脈疾患、血中CRP(C反応性タンパク)値と用量依存性の正の関連が示され、閾値は示されていない。また、日本人の中にも欧米人のトランス脂肪酸摂取量に近い人もいる。工業的に生産されるトランス脂肪酸の人体での有用性については知られていない」

ちなみにCRPとは炎症の目安となる物質のこと、用量依存性とは摂取量が増えるほどリスクが高まることを、それぞれ意味する。

要するに、どのくらいの摂取ならOKかなんて、だれもわかっていないのだ。それを、「微量だから大丈夫」とするなど、あまりにも乱暴な話だろう。

 

そもそも、日本人のトランス脂肪摂取量が少ないというのも、まやかしだ。

内閣府の食品安全委員会の発表によると、日本人225人(30~69歳)が16日間の食事(2002~2003年に実施)を記録した結果、女性の約25%(特に都市在住30~49歳)、男性の約6%が、WHO(世界保健機関)の基準を超えていたのだ。

日本人はトランス脂肪の摂取量が少ないどころか、女性の4人に1人はすでにとりすぎている。要因としては、トランス脂肪が含まれる菓子類等の食べ過ぎが疑われている。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか?より引用

 

この本によると、トランス脂肪酸の摂取量がどこまでなら大丈夫ですよーっていう基準なんかわからないし、日本人の摂取量が少ないから大丈夫ってのも嘘だからやっぱり個人が気を付けるべきだって書いてます。

まぁトランス脂肪酸の摂取量をゼロにしろ!っていうのは理想論でさすがに現実的ではないとは思うけどね。

じゃあ自分がどのぐらいトランス脂肪酸を摂取しているか気になるところだけど、日本の食品にトランス脂肪酸の表示義務はないので、どれだけ摂取しているかはっきりはわかりません。

しかもほとんどの加工食品に入っているし、家で調理している過程でも発生するからね。

トランス脂肪はマーガリンのみならず、スーパーで売っている加工食品やおそうざい、パン、菓子類と、あらゆる食品に含まれている。あまりに身近すぎて、その蔓延度合いの深刻さが見えにくくなってしまっている。これでは、たとえ病気になったとしても、だれも「トランス脂肪が大きな原因」とは気がつかない。毎日、無意識のうちに少しづつ口にして、いつの間にか健康が損なわれていく。それがトランス脂肪の怖さなのだ。

~中略~

そもそも、包装された加工食品の類やできあいのそうざいなどを買わないようにすればいいだけの話なのだが、どうしても買うのなら、食品のラベルを必ず確認しよう。

加工食品の原材料名に「ショートニング」「ファストスプレッド」、あるいは「加工油脂」「植物油脂」といった表記があれば、棚に戻すことをおすすめする。

これらはすべてマーガリンの兄弟分で、”隠れトランス脂肪食品”である。

~中略~

他に油断ならないのは、コーヒーなどに加える、ポーション入りのクリーム(コーヒーフレッシュ)である。白い液体であり、「ミルク」と称されることもあるため、てっきり乳製品だと思っている人もいるかもしれないが、その正体は「植物油脂」。サラダ油のようなものに化学物質を添加し、ミルク風に見せかけただけの代物である。ラベルには「加工油脂」と書かれていることもある。これも、製造過程でトランス脂肪が発生するような「加工」をほどこしたものである。

これら隠れトランス脂肪食品は、パンや弁当、マヨネーズやドレッシング類の原料としても、よく使わている。パッケージに入った商品で、ラベルに明記されているならまだいいがお店で直接売られているおそうざいやパン、ケーキなどは食品表示義務がなく、まったくのブラックボックスだ。製造者の良心や知識に頼るしかない。

なぜか日本はトランス脂肪大国だ。本来、健康を維持するための食事が、逆に健康を害するものを取り入れる作業に成り下がっている。

自分で自分の首を絞めているようなものであり、実に深刻な問題だ。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか?より引用

 

実際コンビニで売られているもののほとんどにショートニング、ファストスプレッド、飲み物にまで植物油脂、加工油脂が入っているから、実際のところそうとうな量を摂取してると思われる。

栄養成分表示、原材料をみても量までは書いていない。脂質○○gとひとまとめてされているだけでトランス脂肪酸の量を知ることができない。

と、ここで食品安全委員会による食品ごとのトランス脂肪酸の含有量のデータが下の表。

食品別トランス脂肪酸の含有量

http://www.fsc.go.jp/sonota/54kai-factsheets-trans.pdf より引用

うん、よくわかんねぇな!

とりあえずビスケット類の100gあたりのトランス脂肪酸の含有量の平均は1.8gだから、それで考えると、

僕はアトピーがやばい時アルフォートのファミリーパックをひとりで1日で全部食べたりしてた。(それでも腹いっぱいにならない)

アルフォートのファミリーパックは個包装されたものが20個入っていて、内容量は204g。

ビスケット類かチョコレート類かきわどいところだけど、ビスケット類として、100gでトランス脂肪酸1.8gだから一袋でその倍の3.6g、はいアウト。

アトピーだと甘い物にものすごい執着するしこれぐらいお菓子食べたくなるの全然普通だから、アトピーの人は絶対トランス脂肪酸の摂取量が多い。

ほとんどのおかしに入っているショートニングなんか100g中平均13g以上、最大で31g。

ショートニングだけで作られているわけではないし、そのおかしのどのぐらいの割合をショートニングが占めるのかわからないけど、おかしや加工食品を日常的に食べている人はトランス脂肪酸の摂取量の基準値2gを大幅に超えていると思うよ。

 

トランス脂肪酸のアトピーへの影響

ここまではトランス脂肪酸とは?っていうの説明してきたんだけど、じゃあ具体的にどんな害が体にあるのか、アトピーにとってどんな危険性があるのかを説明していこうと思う。

トランス脂肪酸の体への害はもう死ぬほどあるから全部書くのは大変だけど、おおまかに説明します。

ここまでも長かったけど、これからも長いからがんばって。

 

細胞膜に入り込み細胞をもろくする

トランス脂肪酸の一番大きな害はこれだろうね。

細胞が弱くなるっていうことは、もう体全体が弱くなるってこと。

やっすいだけで強度のない材料で作られた家みたいなもん。いろんなボロが出るよね。

私がこれほど声を大にしてトランス脂肪の危険性を訴えるのは、トランス脂肪が人間の細胞にすべて対してあらゆる面からダメージをもたらすからだ。トランス脂肪は、細胞の表面や細胞内小器官を覆う生体膜を機能不全にし、数々の悪影響を招いてしまう

たとえば、細胞膜は、単なる細胞同士の仕切り板ではない。細胞膜とは、栄養素の取り込みや老廃物の排出、細菌やウイルスの侵入防止、細胞同士の情報伝達、ホルモンの材料になるなど、私たちが生きていくうえの基盤となる役割を持っているのだ。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか?より引用

 

もちろん皮膚も例外じゃない。

トランス脂肪酸は細胞をもろくさせるので、皮膚の細胞にトランス脂肪酸が入り込んでしまうと、機能不全な不完全な皮膚ができてしまうということになる。

つまりアトピーにとって大切な肌のバリア機能が低下してしまうということ。

いくら外から必死に保湿したところで、細胞自体に欠陥があれば効果は薄いでしょうね。

だから根本的な解決法は細胞を正しく機能させること、それにはトランス脂肪酸をできるだけ減らすことが大切ってことです。

 

肝臓の細胞を弱らせ解毒力を低下させる

解毒力、これもアトピー対策でよく言われる言葉。

僕もこのブログで散々いってるけどね、アトピーは摂り過ぎた毒を無毒化する力が弱いことが問題だって。

そもそもアトピーの症状は出せなくなった毒を手っ取り早く皮膚から排出している、っていう意見もある。

肝臓が処理できなかった毒素がリンパ管に流れ、それを皮膚から排出している。

だからアトピーとは毒素を排出している、体の排毒作業なんです。

だからステロイドや保湿剤で無暗に蓋をせずそのまま排毒され切るの待ちましょう。

みたいな。

これについてはまた話長くなるからここでは置いておいて、要するに肝臓が処理できないほどの毒素が入ってくる、または肝臓の機能が低下して解毒力が落ちていることがアトピーの原因の一つってこと。

で、そこにはいろいろな理由が絡むけど、トランス脂肪酸は細胞の機能を弱くする、機能不全にすることから肝臓にもダメージを受ける。

肝臓が悪くなるとますます体の不調が増えてアトピーも悪化するという負のループ。

トランス脂肪によって肝臓の細胞がダメージを受けることも、全身に影響がおよぶ原因だ。

肝臓は、コレステロールにかかわる前途のような役割以外にも、体内に取り込まれた毒を解毒するはたらきを持つ。食べ物に含まれる発ガン性物質や有害な化学物質、有害ミネラルなども、ある程度であれば肝臓が処理してくれるのだ。

しかし、肝臓の細胞がダメージを受けて解毒能力が弱まれば、全身に毒がまわり、あらゆる臓器の細胞が機能不全におちいる。人一倍、健康に気をつけていた人でも病気になるのは、知らず知らずにとり続けていたトランス脂肪が一因かもしれない。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか?より引用

 

肝臓を酷使しないために添加物をなるべく摂らないようにしたり、食事の量を減らしたりするのと一緒で、トランス脂肪酸も摂取量を控えないと肝機能改善は見込めないぞっていうこと。

肝臓の機能回復なしにアトピーも治らないからね。

 

活性酸素を大量発生させる

毎度おなじみ活性酸素ね。もう超悪いやつ。

トランス脂肪酸は活性酸素を大量に作り出す。

ある程度は活性酸素も人体には必要だけど、多くなりすぎると老化を早めたり、炎症を引き起こす、ビタミン、ミネラルの大量消費などとにかく余計なことばっかりしてくれる。

活性酸素はビタミンやミネラルを大量に消費します。

さらにトランス脂肪酸の摂取自体もビタミン、ミネラルを消費することになる。

植物油とともに体に取り込まれた有害なトランス脂肪酸はある程度はエネル ギーに転換(異化)されます。しかし、生理活性物質など体の重要な構成成分となることは起こりえません。

体のもとなる細胞や生理活性物質の生成などの 代謝は非常に緻密に特定された構造のものだけが酵素反応にかかわりますの で、自然界にあるシス体とは異なり自然界に存在していないトランス体が体の一部となることはありません。

しかし、体は無理にでも代謝し続けようとしますので代謝酵素を誘導し続け、補酵素やビタミン、ミネラルを無駄に消費してしまうことになると考えられます。人間が新たに作り出したダイオキシンやPCBのような残留性環境汚染物質を代謝できないのと同じようなことが体内で起きるのです。

代謝されない脂肪酸は遊離脂肪酸として血流を通して全身の組織・器官に達し、他の重要な代謝にかかわる酵素の働きを妨害するとともに、脂肪酸毒として組織・器官に傷害(又は障害)を与えることになります。

http://taku1902.jp/sub455.pdf より引用

 

和歌山県田辺市にある、成和脳神経内科医院のサイトから引用させてもらいました。

ビタミン、ミネラルを大量摂取して、健康レベルを向上・維持していこうぜっていうのが分子栄養学の考え方。

だから一生懸命サプリなんかで栄養を補っているのにトランス脂肪の摂取量が多いとそれもパーになる。

サプリ代も馬鹿にならないので、トランス脂肪酸は財布にもダメージを与える。(大真面目に言ってます)

 

エイコサノイドの合成や作用を阻害する

エイコサノイドとはなんなの?というと、必須脂肪酸(オメガ3とオメガ6)が代謝されて、細胞膜で作られる最終物質。

ホルモンのような働きをするので、体をコントロールしている重要なやつら。

エイコサノイドも善玉、悪玉のように良性、悪性にわけることができる。

といっても悪性のエイコサノイドも体には必要なので、これもやっぱりバランスが大事。

このバランスがどうして崩れるかというと、良性のエイコサノイドと悪性のエイコサノイドは材料が違います。

それぞれ材料になるのは良性のものはオメガ3、悪性のものはオメガ6。だからここでも大事になってくるのが脂質のバランス、つまり不足しがちなオメガ3の積極的な摂取。

オメガ3が不足すると悪性のエイコサノイドばかりが作られて、体は悪い方に傾く。

じゃあトランス脂肪酸は影響ないのかというと、こいつは両方のエイコサノイドの邪魔をします。

エイコサノイドとは、限られた部分でホルモンのように様々な体内機能に作用する「局所ホルモン」のことで、「プロスタグランジン」「トロンキサンボン」「ロイコトリエン」などいくつかの種類がある。そして同じ種類のエイコサノイドでも、オメガ6由来のものとオメガ3由来のものでは全く異なる性質を持つのだ。

たとえば、生体膜のオメガ6からつくられるプロスタグランジンは、基本的に炎症を促進する。これに対し、オメガ3からつくられるプロスタグランジンは、炎症を抑制するようにはたらく。

~中略~

そして、トランス脂肪は避けなくてはならない。トランス脂肪は、オメガ6由来とオメガ3由来のエイコサノイドの合成や作用を、ことごとく阻害する。

トランス脂肪が生体膜にまぎれ込むと細胞にダメージをおよぼすということを何度も述べてきたが、そのひとつがこれである。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

誰も得しないというやつですね。

普通に過ごしているとオメガ6過多になっているから、悪性のエイコサノイドを阻害するだけならいいけど、良性のエイコサノイドまで阻害されたんじゃたまったもんじゃない。

ただでさえ材料が少なくて生産量が少ないのにこれじゃあもっと少なくなってしまう。

だから積極的にオメガ3を摂取することと、トランス脂肪酸の摂取量を減らしましょうねってこと。

 

インスリンの分泌を乱れさせ、糖代謝異常を起こす

アトピーの人は甘い物や炭水化物が大好き。

これは単なる食の好みとかではなく、体が糖質を求めるようになってしまっているから。

砂糖自体に中毒性があることもそうだけれど、糖分をとると血糖値が上がる、それを下げるためにインスリンが分泌される、血糖値が下がると体は低血糖は危険だ!って勘違いしてまた糖分を欲する。

そんなことばっかりしているとインスリンを作っている膵臓が疲れてインスリンが作れなくなるし、インスリンは糖分を内臓脂肪に変換して肝臓辺りに貯めこむので脂肪肝、肝機能の低下にもなってしまう。

脂肪肝、副腎疲労の原因のひとつにもなっているし、これがアトピーにも大きく影響してくる。

で、影響があるのは糖分だけじゃなくて、トランス脂肪酸も膵臓にダメージを与え、インスリンの合成や働きを阻害する。

糖尿病とは「糖代謝異常」のなれの果てだということだ。

私たちがご飯やパン、麺などを食べると、消化器官内で糖質が分解されてブドウ糖に変わり、血流に乗って全身の細胞に届けられる。このブドウ糖を細胞が利用するためには、膵臓の細胞から分泌されるインスリンというホルモンが必要となる。インスリンが正常にはたらくことで、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)を一定に保つ。

ところが、トランス脂肪は、インスリンをキャッチする細胞膜の受信機能を鈍らせてしまう。そのため、結果として血糖値が上がってしまうのだ。また、膵臓の細胞の生体膜にトランス脂肪がまぎれ込むと、インスリン自体の合成や分泌も正しく行えなくなる。

~中略~

どんなにチョコやケーキを我慢しても、どんなにミネラルやビタミンを摂取しても、トランス脂肪にお構いなしのままでは、インスリンが本来のはたらきを果たすことができない。

そして、知らず知らずのうちに糖代謝異常が悪化してしまうのだ。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

アトピーが甘い物やめられないのは、トランス脂肪酸も大いに関係しているし、糖尿病リスクもぐんと上がるからほんと滅茶苦茶危険。

ここでもビタミン・ミネラルが消費されるしこんなんじゃ肌や細胞の再生にまわす分まで確保するのは難しくなってるだろうね。

 

脳へのダメージも与え鬱や認知症など精神面にも影響する

トランス脂肪酸は体だけじゃなく、心、メンタル面にも悪影響を及ぼす。

なんでかというと、脳の60%は脂肪でできているので、材料となる脂質に悪いものが入っているとやっぱり正常なものは作られないからですね。

トランス脂肪が恐ろしいのは、体だけはなく心にまで影響する、つまり精神疾患まで誘発してしまうことだ。

~中略~

うつ病は、大切な人との別れや、仕事上のストレスなど、つらい出来事がきっかけで発病する病気だが、最近の研究により、食べ物や栄養との関連も明らかになってきた。そのひとつが、またもやトランス脂肪なのである。

スペインのナバラ大学などによる研究チームは、約1万2000人のスペイン人の食習慣を、1999年かた10年間にわたって追跡調査した。その結果、トランス脂肪の摂取量が多い人ほど、うつの発症のリスクが高く、全くとらない人に比べて1.86倍に増加していたのである。

本書の冒頭でもお伝えしたように、脳はその60%が脂肪でできている。つまり、どんな油をとっているかによって、脳が正しくはたらくか、そうでないかが運命づけられるのだ。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

トランス脂肪の摂取量が多い人は怒りっぽかったり落ち込みやすかったり、ストレスのコントロールがうまくできなく傾向があるということが研究でわかっています。

さらにイギリスのオックスフォード大学の研究チームは、トランス脂肪酸が脳の活動に必要な酵素の働きを阻害し、認知症やADHDやADDなどの発達障害を引き起こす大きな要因だと発表している。

油の摂り方で精神にまで影響があるとは思わなかったけど、実際のところはめちゃめちゃ影響ある。

アトピーにストレスは大敵!ストレス対策をしましょう!とかよく言われるけど、ぶっちゃけストレス対策はかなりむずかしい。

痒くて寝れない、アトピー顔で真っ赤な顔で学校や仕事に行くのが辛い、服が血だらけ、布団も血と汁とステロイド保湿剤でドロドロ。

スポーツでストレス発散?無理無理余計に辛い。

趣味に没頭?趣味はアトピーがどうやったら治るかにしか今は関心がないよ。そもそも重症アトピーだとできることなんか限られてる。

買い物やカラオケ?いけるわけねぇだろ。

いっぱい寝る?痒くて寝れねぇって言ってんだろ。

まぁこんな感じでアトピーだと世間一般のストレス解消方法が使えない場合がほとんどだし、そもそもアトピーである以上ストレスが消える時なんかない。

だからトランス脂肪酸を摂らないようにするだけで、精神面にいい影響があって、ストレス対策になるのならめっちゃ良いよね。

ストレス対策にエビデンスがあるものは本当にありがたいと思う。

 

トランス脂肪酸を排出、解毒する方法

はい、ここまで読んでくれたあなたはトランス脂肪酸の恐ろしさが嫌というほどわかっていただけたかと思います。

もうトランス脂肪酸っていう文字を見るのも嫌になりますよね、わかります。

トランス脂肪酸は加工食品には必ずといっていいほど入っているし、自分で調理しようと油を高温にすると発生する(揚げ物、炒め物とか)からゼロにするのはほぼ無理。

外食しない、加工食品買わない、食材は全部茹でる、煮物にする、生で食べるとか現実的じゃないしそんなことしてると別の問題がでてくる。

だから普通の生活ベースで考えて、トランス脂肪酸の害をどのようにして減らしていくのかということについて書いていきます。

先に言うとできるだけ加工食品やあきらかにトランス脂肪酸が多い食品を避けて、オメガ3脂肪酸をしっかり摂って運動で脂肪を燃焼させて体内の脂質を入れ替えようって話。

 

トランス脂肪酸は蓄積して排出できない?

トランス脂肪酸は自然界に存在しない油だから体の中で利用される事はなく、蓄積される一方で、排出されることもないってきいたことありませんか?

半分は本当で半分は間違っているかな。

まず、自然界にもトランス脂肪酸は存在する。

この記事の前半でも書いたけど、牛やヤギなどには微量のトランス脂肪酸が存在します。てことは牛乳にもね。

トランス脂肪酸は体内で有効利用されることがないっていうのは本当。

これは分子構造の違いで、トランス型とシス型っていうのに分けられるんだけど、トランス脂肪酸は分子構造がシス型って呼ばれるもので、残念ながら必須脂肪酸みたいにエイコサノイドとして利用されたりはしないんだ。

ただ、エネルギーに全くならない事はない。

ただ、体は燃えやすい物から燃やしていくので燃焼しにくいトランス脂肪酸は後回しにされるため、蓄積されやすいってこと。

トランス脂肪酸はエネルギーに転換されることはあるにしても代謝速度は遅く、一部は血流中や組織・器官の細胞内、脂肪組織(皮脂、内臓脂肪、皮下脂肪)などに遊離脂肪酸として蓄積されると考えられます(一部は母乳としてや皮脂腺などを通して排出されると思われます)。

http://taku1902.jp/sub455.pdf より引用

 

完全に排出できないことはない。

脂肪を燃焼させれば蓄積したトランス脂肪酸も徐々に減っていく。

体内の脂肪細胞に入り込んだトランス脂肪酸もずっと体の中にいるわけじゃない。

だから運動や代謝を上げて脂肪を燃やす、脂肪を燃焼しやすい体になれば大丈夫です。

ただ、何もしなくても排出、解毒されるわけじゃないから自分で排出する努力は必要になるけどね。

そのうえで良い油をとって、体内の油を入れ替えてやればいい。

 

糖質制限でケトン体質になることも有効

運動などで脂肪を燃焼させればトランス脂肪酸を燃焼させることもできる。

ただ、体はエネルギー源として炭水化物から作られるブドウ糖をまず使い始めます。

脂肪は飢餓に備えてため込んでおこう、だからなるべく使わないようにしようっていうように体はできています。

よく運動してから脂肪が燃焼されるまでには20分かかるとか言われますが、まったく脂肪が使われないということはない。

ただ、順番があって、筋肉内のグリコーゲン(ブドウ糖がいくつか重なったやつ)、血中のグルコース(ブドウ糖)、脂肪、最後に蓄積された脂肪細胞の脂肪。

だから蓄積された脂肪を燃焼させるまでにはなかなか至らない。

じゃあ効率よく蓄積された脂肪を燃焼させるにはどうするのかというと、

  • 食べ過ぎない
  • 運動するタイミング
  • 運動する頻度や運動量を上げる

このあたりに落ち着くんだけど、脂肪をエネルギーに使われやすい体にする方法ってのがある。それが糖質制限でケトン体質になることです。

糖質制限は糖質制限ダイエットとか炭水化物抜きダイエットなど聞いたことあるだろうし、文字通り糖質を制限する食生活。

でもケトン体っていうのはあんまり聞き馴染みないと思う。

ケトン体っていうのは脂肪をエネルギーとして代謝する際に発生する物質。

糖が体に入ってくる間は、人間の体はブドウ糖をエネルギー源にするため、たっぷりと溜まった脂肪を燃やすことはありません。しかし、糖が入ってこないと分かれば、脂肪を使って体を動かそうと、ようやく脂肪燃焼の機会が生まれるのです。

こうして、糖質制限によって体が蓄えた脂肪を使うようになり、体はより健康に、スリムになっていきます。

この”脂肪を分解して栄養にする代謝”に切り替わるとき、出てくるのが、本書のテーマである「ケトン体」です。ケトン体が体内に増えれば増えるほど、脂肪が燃焼され、体についた余分な肉がみるみるうちに落ちていくことになります。

糖質をエネルギーにしているうちは、ケトン体をエネルギーとして生み出すことはできないので、糖質を控えることが、自然と脂肪を燃やす体へと変えていくもっとも有効な方法だと言えるでしょう。

宗田哲男著:「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である より引用

 

 

普通は食事からとった炭水化物をエネルギーにしているから、運動でもしない限り蓄積された脂肪が燃焼される事はない。

だけど、炭水化物を減らせば、今までエネルギー源として利用していた炭水化物から作られる糖分のかわりに脂肪を燃焼して足りない分のエネルギーを補おうとする。

超大雑把にいえば、炭水化物を減らせば勝手に脂肪が減っていくというわけ。

そして脂肪をエネルギーとして使うときに発生するケトン体。こいつにはさまざな健康効果がある。

  • 抗炎症作用
  • 抗酸化作用
  • 抗糖化作用
  • 抗ガン作用
  • 老化を防ぐ

などなど滅茶苦茶健康効果のあるすげー物質。さっき紹介した本のタイトルもあながち間違いじゃないかもってぐらいにはすごい。

このケトン体を生み出しやすいケトン体質になれば、体のパフォーマンスはもうすごい向上するし、健康レベルも引きあがってアトピーだって良くなる可能性は見込める。

蓄積された脂肪もぐんぐん燃焼してトランス脂肪酸の排出、解毒につながっていくということ。

糖質制限って炭水化物を全く食べちゃいけないのかというと、そんなこともない。

ただ、食べ過ぎないように量の調整は必要。

体内のケトン体を増やして理想的なケトン体質になるには、生活スタイルにもよるけど、だいたい1日の糖質の摂取量を60g以内に抑えることが望ましいそうです。

どれぐらいが糖質60gなのかというと、お茶碗一杯のごはんがだいたい糖質60g。

絶対に無理!超過酷!ってほどでもないしできそうなら試してみるのもアリですよ。

僕もゆるゆるの糖質制限してますけど、糖質制限もメリットはめっちゃあるよなーって実感してます。

お米の栄養

https://www.ricemile.jp/gohan/nutrition/ より引用

まぁこれに完全にとらわれなくても、炭水化物を減らす心がけをしていけば今よりはいい状態になっていくんじゃないかな。

糖質制限、ケトン体は話せば長くなるから今回は詳しくは書かないけど、トランス脂肪酸を排出させるには有効な手段ですよってことね。

↓糖質制限、ケトン体についての記事書きました。かなり長いので読むの大変ですが。

糖質制限でアトピーを改善する最強メソッド。ココナッツオイルでケトン体質になればアトピーは治る!

 

トランス脂肪酸対策にはオメガ3脂肪酸の積極的な摂取

トランス脂肪酸対策は、当たり前だけどなにはともあれトランス脂肪酸をとらないこと。

そして脂肪を燃焼させて蓄積された脂肪細胞ごとトランス脂肪酸を燃焼させる。

もう一つは良い油を入れて体内の油を入れ替えること。

悪いものを減らして良いものを入れる。まぁ普通のことだけどね。

じゃあ良い油ってなんだ?というと、もうわかってると思うけどオメガ3系脂肪酸。αリノレン酸っす。

そもそもトランス脂肪酸以前に現代人はオメガ3の摂取量が少なくて、オメガ6の割合が多く体内の油のバランスが悪い。

特にアトピーの人はそれが顕著。

オメガ6脂肪酸から作られるエイコサノイドは炎症性なので、炎症体質になりアトピーも悪化する。

 だから別にトランス脂肪酸どうのこうのは関係なくて、大前提としてオメガ3脂肪酸を積極的に摂ることが体内の油のバランスを整える、健康レベルを引き上げてアトピーを治すには必要なんです。 

オメガ3、αリノレンサンを摂れば良性のエイコサノイドが生産され、脂肪細胞の脂肪の入れ替えも進み、結果トランス脂肪酸の排出になる。

トランス脂肪酸、炎症を促進するオメガ6のリノール酸を減らすことは大前提なんだけど、体内の油の比率、バランスを整えることが大事。

トランス脂肪やリノール酸の摂取量が多くてオメガ3の摂取量が少なくてバランスが悪いから、オメガ3脂肪酸を積極的に摂ることでバランスを整えようって考え方。

とにかくオメガ3を積極的にとることを推奨する。

オメガ3をたくさんとるようにしていれば、必然的にオメガ6の摂取比率が減るからだ。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

オメガ6やトランス脂肪の摂取量を減らすことはそこまで難しくもないけど、忙しすぎてそれすらできないって人はそれを補えるだけ十分なオメガ3脂肪酸をとにかく摂ろう。

オメガ3から作られるエイコサノイド(さっき説明したホルモンのような働きをするものね)は炎症を抑える働きがあるという、しっかりとしたエビデンスもあるんだ。

アトピーの治し方でエビデンスがある数少ないうちの一つがオメガ3脂肪酸。

まぁアトピーに限らずガチの健康効果があるものだから絶対に押さえておきたいね。

 

オメガ3は亜麻仁油や魚からじゃなくてもサプリの摂取でOK

オメガ3脂肪酸を含む食材をガンガン食べようぜ!ってなると真っ先に思いつくのは

次に亜麻仁油かな。

魚はオメガ3含有食材の代表格だけど、毎日食べるのは一人暮らしだとなかなかむずい。

コンビニで晩御飯買うときに弁当買わずにサバ缶とかにするとかすればいいんじゃないかな。

あとは実はナッツにもオメガ3脂肪酸が豊富に入っている。

ナッツは健康にいいってよく聞くしアーモンドとかはビタミンEも入っているけど、オメガ3だけでみるとクルミがぶっちぎり。

だからおやつはナッツにするのがいいかもね。

ただ、ミックスナッツは衣掛けしたナッツが入っていたりして小麦粉とか使われていたりするのと、油使われていると意味ないので、原材料表示に植物油脂って書いていないものにしよう。

生か素焼き、ローストね。

ただ、オメガ3は酸化に弱いからローストされていると酸化しててそこまで効果を得られないかも。

ローストされたナッツのオメガ3脂肪酸の酸化具合はどんなもんか?っていうところまではわからないから何とも言えないね。

心配なら生のクルミを食べればいいけど、生は生で問題がある。

生のクルミは酵素抑制物質ってのが入っていて、これを摂ると体内の酵素の働きを阻害するからあんまりよろしくない。

だから食べ方にコツがあって、生のクルミは水に2~3時間さらせば酵素抑制物質が抜けて安全に食べれる。

水にさらしたクルミは冷蔵庫で1週間ぐらいが保存の目安かな。

ナッツ系は僕の大好きなアイハーブにはあんまりなくて、Amazonで買った方がいいかな。

ただまぁぶっちゃけめんどい。

ナッツからしかオメガ3摂れないわけじゃないし、ナッツにこだわる必要もないね。

趣向品、お菓子のかわりに食べるならナッツいいよ、ぐらいかな。

 

次の選択肢は亜麻仁油

亜麻仁油は楽だ。とにかくかければいい。

でもつい忘れがち。あとやっぱりめんどい。

ただちゃんと続けれたとしても亜麻仁油には落とし穴がある。

それは亜麻仁油にはオメガ3脂肪酸のアルファリノレン酸は入っているけど、DHA、EPAが入っていないこと。

DHA、EPAはαリノレン酸から作られるから別に問題ないんじゃないの?って思うけど、αリノレン酸の合成には個人差があって、全然作れない人もいる。

摂取したαリノレン酸がすべて体内でEPA・DHAに分解されるわけではありません。

EPA・DHAになるのは約10%といわれています。

白澤卓二著:体が生まれ変わる「ケトン体」食事法 より引用

 

これじゃあ亜麻仁油飲んでも効果でない人が多いわけだわ。

10%しか作られないんじゃ超非効率じゃん、先に言えよって感じだね。

しかも亜麻仁油にもオメガ6脂肪酸入ってないわけじゃないからね。

だったらサプリからDHA・EPA摂った方が賢い。というか摂取しにくい栄養はサプリで撮る方が好ましいことは専門家も言ってる。

今後の人生において健康の維持増進を願うなら、「第2の栄養」として良質なサプリメントを利用することも、絶対不可欠である。

~中略~

確かに、栄養素の摂取源としてベストなものは「食」、つまり第1の栄養である。

しかし、さまざまな「過去の大罪」、ストレスや有害物質の体内への築盛や環境汚染、食事の準備が困難――結局はすべての現代人があてはまる――といった数々の問題をふまえると、第2の栄養によるサポートが欠かせなくなってくる。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

サプリ反対派の人もいるけど、忙しくて食事から十分な栄養を摂取できない人はサプリ飲むしかないよ。

特に摂取しにくい栄養はなおさらね。

それで本題のオメガ3脂肪酸のサプリの選び方なんだけど、EPA・DHAをαリノレン酸からの合成に期待できないので、亜麻仁油サプリなどの植物性のものは論外。

基本的に魚が原料のものから選ぶようにしよう。

オメガ3サプリの選び方としてはEPA・DHAの含有量、酸化しやすい成分なので酸化防止対策がしっかりされているか、1ヵ月程度飲めばいいってものじゃなく継続してこそのものなので、続けられる値段かどうかってところが基準かな。

EPA・DHAの含有量なんだけど、だいたいどこのメーカーも500mgぐらいから多くても800mgとかかな。

アトピーが重視したいのはEPAの方。

EPAには抗炎症作用やアレルギー抑制作用が期待できるから、EPAの含有量を気にしたい。

だいたいどこのメーカーもEPA・DHA合わせた量を表示しているから、どっちがどれだけ入っているのか明記していない場合が多い。

EPAは100mgは入っていることが好ましいようです。

で、はっきりと明記しているところは佐藤製薬の美健知箋EPA&DHA

1日分でDHAが550mg、EPAが200mg、これはオメガ3サプリの中でも多い方

なによりEPAの含有量が明記されているのが超信頼できる。

大手製薬会社が作っているサプリだから安全性も文句ないし、かなりハイグレードなサプリっすね。

酸化防止にはビタミンEを高濃度で配合した製造特許を取得したカプセルを使っているのでその辺も考えられている。

ただしお値段もハイグレード。

定期購入でも4980円とお高い部類。毎月継続するのはちょっとしんどいかもね。

ただし初回は1000円で買えて初月のみで解約もできるからお試しするには最強。

ってことで美健知箋EPA&DHAかなり推してたんだけど、いろいろ調べて今のオメガ3サプリのおすすめはさくらの森のきなりというもの。

ちなみに成分表示はこんな感じ

きなりの公式サイトからの引用。

EPAの含有量は49mg、クリルオイルは10mg。

1日分のオメガ3含有量は500mgとそこまで突出してるわけじゃないけど、それでも僕がこれをお勧めするのはクリルオイルが入っているから

クリルオイルっていうのはオキアミから抽出されるオメガ3系脂肪酸のこと。

オキアミってこれよ。

オキアミ

http://www.hiromatsu-kyu-fishery.co.jp/okiami/ より引用

釣りの餌ってイメージだけど食用もあるよ。

見た目からしてエビの仲間っぽいけどプランクトンの一種。

でも甲殻類だからやっぱりエビの仲間なのかな。

まぁそんなことはどうでもよくて、注目したいのがオキアミに含まれるオメガ3脂肪酸のパワーは魚油を遥かに凌ぐ効果があるってこと。

クリルオイルは、魚油と同様、DHAやEPAなどのオメガ3を豊富に含んでいる。そして、魚油をもしのぐメリットがいくつもあるのだ。

まずは、「クリーンで持続可能な海洋資源」であるという点だ。オキアミは、海洋生態系の中でもかなり下位にいる生物であることから、食物連鎖を通じて有害物質の生物濃縮が生じる心配がない。また、オキアミの主な漁獲対象海域である南極海は、人為的な化学汚染が地球上でもっとも少ない海域として知られている。

ナンキョクオキアミは流氷の下で暮らしているため、さきほどの亜麻仁油と同様、融点の低いオメガ3を高濃度に含有することで体が凍ってしまわないようにしている。これらの理由から、魚油よりもクリーンなオメガ3の摂取源となるわけだ。

~中略~

さらに優れているのが、クリルオイルに含まれるオメガ3の「生体利用性」である。魚油のオメガ3よりも血液中や組織中に取り込まれやすい、いわば「細胞が利用しやすい」ことがわかっているのだ。

そして極めつきは、クリルオイル独自の健康効果である。脳の血流量増加や情報処理速度の向上、関節炎の症状の抑制、月経前症候群の症状軽減など、さまざまな面で効果がみられたことが、国内外の研究で報告されている。

オメガ3の健脳効果や抗炎症作用などはよく知られてはいるが、特筆すべきは、いずれの研究も、魚油よりも少量のクリルオイルの摂取により、魚油を上回る効果が示されている点だ。

~中略~

ちなみに、魚油とのもうひとつの違いは、クリルオイルにはアスタキサンチンという赤い色素が豊富に含まれていることである。アスタキサンチンは、ビタミンEやβ-カロテンなどよりもはるかに強力な抗酸化物質のひとつで、オキアミ自身を日光の紫外線から守ると共に、クリルオイル中のオメガ3の酸化も防ぎつつ、さらには摂取した私たち人間の体内でもさまざまな健康効果を示してくれる。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

クリルオイルは魚油と違って、リン脂質結合型(水溶性)オメガ3脂質酸という分子構造が異なる脂肪酸を含む。

リン脂質と結合されていることで、人の細胞質に近い構造になっていて、体に吸収されやすいっていう特長があります。

リン脂質はレシチンとも呼ばれる健康効果の高いもの。大豆レシチンとかのアレ。

ちなみに僕の大好きなビタミンCサプリのリプライセルもビタミンCがこのレシチン、リン脂質に包まれた構造なのでめちゃくちゃ吸収されて他のビタミンCサプリと違ってめっちゃ効く。

だからリン脂質に包まれた構造がすげー理想的で効果的だっていうのはわかっていたから、クリルオイルはそれをオメガ3で自然にやってるからこれめっちゃいいだろうなっていうのは思ってた。

含有量が少ないっていう懸念もあるけど、クリルオイルの場合魚油よりも少量で効果を発揮してくれるのでその点は気にしてない。

しかもきなりはEPA、DHAの他にDPA(ドコサペンタエン酸)というオメガ3脂肪酸が含まれている。

DPAはDHA、EPAに比べてメジャーじゃないけど、効果はEPAの約10倍ともいわれている。いわばEPAの上位互換

なので含有量の少なさに心配しなくてもいい。

アスタキサンチンの抗酸化力はビタミンEの1000倍ともいわれている最強の抗酸化物質との呼び声が高い物質なのでこの辺もグッド。

オメガ3サプリって酸化に超弱いから、いくら含有量の多かろうが酸化してたら意味なし。

きなりに含まれるオメガ3はアスタキサンチンの効果によりフレッシュで、他メーカーよりは酸化の心配もしなくて済むのもポイント。

オキアミは海洋生態系の一番下の方にいるから、有害物質の生物濃縮の心配が少ないのも大きなメリット。

生物濃縮っていうは食物連鎖によって有害物質がどんどん体内で蓄積されていくこと。

だからマグロとか大型の魚とかは他の小さな生物を食べるからどんどん有害物質が蓄積されていくから、魚を食べるなら小魚にした方がいい。

有害ミネラル、特に水銀に関して、現在もっとも注意すべき摂取源は「魚」である。

ここ10年間の、日本人1人当たりの平均的な水銀(総水銀)摂取量は8.4マイクログラム/日で、そのうちの88%は魚介類由来なのだ。水銀をはじめとする海の中の有害ミネラルは、食物連鎖によって生物の体内で濃縮され、マグロのような大型魚は高濃度に汚染されている。海底付近で暮らす「底物(カレイ、ヒラメなど)」もしかりだ。

魚には、DHAやEPAといったオメガ3、タウリン、亜鉛をはじめとする貴重な栄養素が豊富に含まれているが、こうしたリスクも頭に入れておくべきである。

あくまでも、腕の長さ以下の小型の青魚(イワシ、アジ、サバなど)を適度に食べるようにしたい。

山田豊文著:なぜ、マーガリンは体に悪いのか? より引用

 

健康のために魚食え!って言われているけど、こういったリスクもあるからなるべく小さな魚にした方が無難だね。

生物濃縮によってどの有害金属がどの程度健康に影響するのかは定かではないけど、アトピーの原因の一つに有害金属の蓄積ってのもあるから一応ね。

そういうのもアトピーなら気になるから、そういった意味でもクリルオイルなら生物濃縮のリスクもひくいので、きなりがアトピーに向いてる理由の一つ。

ここまで優秀なクリルオイルが含まれていて値段は定期購入で3790円なので、美健知箋より安くて継続しやすい!

ただ、初回は1980円なので初回の安さでは負けるけど、15日間の返金保証がついているし、きなりの解約も初月からできるのでまぁ初回のハードルはそこまで大差ないかな。

なにより定期購入の安さの方が大事だしクリルオイルの方が健康効果高いので、オメガ3サプリ選びはさくらの森のきなりがおすすめです。

ただ、オキアミは甲殻類なので、エビやカニにアレルギーがある人はやめておいた方がいいかも。

その場合は美健知箋EPA&DHAをおすすめしたい。

 

油のバランスを意識することが何より大事

長々と書いてきましたがトランス脂肪酸はアトピーにもおもいっきり影響するんで、極力避けたいものですね。

体内に蓄積されたトランス脂肪酸は排出することができないっていうことはないから心配しなくても大丈夫。ただそのための努力は必要だけどね。

脂肪を燃焼させてやればいい。

摂り過ぎた糖分は最終的に脂肪になるし、糖分を減らした方が脂肪をエネルギーとして使うようになるから体内のトランス脂肪を燃焼させるには有効な手段。

いきなりめちゃくちゃな糖質制限は危険だから糖質制限をする場合はちゃんと勉強してからにしてね。

そして何よりもトランス脂肪酸を極力とらない。これが一番大事で効果的。

それと同時に油のバランスにも気をつけていい油、オメガ3脂肪酸を積極的に摂って体内の油を入れ替えてやろう。

トランス脂肪酸以外にもオメガ6、リノール酸の摂り過ぎは炎症体質になるからアトピー悪化する危険があるし、注意することが大事。

最終的には悪いものを控えて良いものを入れる、油のバランスに気をつけましょうっていうなんの変哲もない当たり前の答えになるんだけどね。

ただ、良い油っていうのは食事だけではなかなか補えきれないので、サプリを上手に使って油のバランスを整えよう。

油の比率が重要で、オメガ3の摂取量が増えればそれだけで悪い油の比率が下がるから体内の油のバランスが正常に近づく。

サプリ飲むだけだからすげー楽だし、オメガ3はアトピーアレルギーにも効果あるっていうエビデンスもあるからおすすめです。

 - アトピーと油