アトピー完治を目標にすると逆にうまくいかない

   

海と太陽

アトピーさえ治れば、アトピーが良くなったらやりたいことがいっぱいある、アトピーを治さないとなんにもできない、アトピーさえなければ…

頭の中はいつだってアトピーのことでいっぱい。

アトピーを治すには、どうすればアトピーが良くなるだろうか、自分に足りないものは何か、アトピーの原因は何だ、なんで自分はアトピーなんだ、普通の人と何が違うのか。

アトピーの時っていつもだいたいこんなこと考えますよね。僕もそうでした。

ネットでいろんなアトピー対策法を調べて、アトピーに効くと言われればなんでも試してそのたびに絶望して。

それがいけないとか言いたいんじゃなくて、もっと楽に考えた方がアトピー治療はうまくいくんじゃないかなぁというのが言いたくてこの記事を書いています。

 

アトピー完治を目指すとつらい

アトピーに良いと言われることを全部やったらかなり生活が制限される。

油ものダメ、甘いものダメ、肉ダメ、外食ダメ、酒ダメ、タバコダメ、夜更かしダメ、ストレスダメ、だらしないのダメ、市販の日用品ダメ、ステロイドダメ

極論いうとごく一般的な普通の生活をしているとアトピーに良くないものばかりなのでダメということになります。

確かに今まで気にもしなかった悪い習慣が、知らず知らずのうちにアトピーの原因になっていて、それらを取り除けばアトピーは治るかもしれない。

ステロイドをやめればステロイド依存から抜け出してアトピーも良くなるかもしれない。

でも、それはかなり過酷な道です。

それに日常生活もある。

アトピー治療に奔走しすぎて、精神が疲弊しすぎるとアトピー治療はうまくいかない。

 

アトピー完治という理想と現実のギャップ

アトピーを完治させるという高い目標をいきなり掲げると、その理想と現実のギャップに苦しむことになります。

そりゃみんな完治したいし、最終的なゴールはそこなんだろうけど、いったいいつそのゴールにたどり着くかは誰もわからない。

アトピーの人は神経質になりすぎて完璧主義になりがち。

徹底的に自分を追い込んで「よし!これでアトピーも良くなるはず!」って毎日頑張ってるんだけど、一向に良くならない肌を見て辛くなる。

もっとがんばらなきゃ!ってさらに追い込む。それで良くなれば良いんだけど、たいていそんな頑張ったところですぐに良くなることはない。

で、心が折れちゃう。

その結果ストレスやらなんやで悪化して立ち直れなくなるぐらい疲れちゃう。

アトピーは治る病気とされているし、医者も治った人もアトピーは治りますって言っているけど(僕も言っているけど)それがいつなのかはわからないし、もしかしたら治らないかもしれない。

アトピーとの戦いは長いし、アトピーが治ってからもいつ再発するかわからない。

むしろ治ってからもアトピーとの付き合いは続いていく。

僕はアトピーの症状は今は出ていないけど、いつ再発するかはわからないし、娘も今後アトピーになるかもしれない不安はやっぱりある。

そんな長い闘いなんだから、もう少し長い目でアトピーと向き合っていった方が良いと治った今思う。

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アトピーが治った今思うこと

アトピーを絶対に完治させなきゃ!アトピーを治さなきゃ!と必要以上に自分を追い込んでもアトピーは治らなかった。

僕が今アトピーの症状から解放されているのはいろいろ試して生活習慣など改めて努力をしてきたからなんだけど、それは修行僧のような徹底したものではありません。

一時は精進料理のようなアトピーに良いとされるものしか食べずに、肉や油ものも一切食べずに全部自分で作っていた。

会社にも自分で作った野菜ばっかりの弁当を持って行って、周囲からも変な目で見られてちょっと辛かったけどアトピーを治すためだ!と言い聞かせてがんばった。

部屋の掃除も毎日して、できる範囲で体も動かした。

夜更かしもしないようになるべく早く寝るようにした。(けど全然寝れない)

脱ステ、脱保湿はなんども挑戦したけど、毎回リバウンドがひどくて結局できなかったけどね。

で、こんなことを数か月やったけどアトピー全然治らないのよ。

もう泣けてくるよね。というか泣いた。

なんでこんなに頑張っているのにアトピー治らないんだ!

アトピーに良いと聞くものは大体試したしかなり徹底したけど無理だった。

まだ足りない、もっと頑張らなきゃ、もっと肌に良い物使わなきゃ…ってキリがない。

当然これだけ気を使ってると滅茶苦茶しんどい。

ストレスが半端ない。

アトピーにストレスは大敵ってのはわかるけど、こんな生活でストレス溜めるなって方が無理がある。

アトピーの人って自分のことに対して減点方式なんだよね。

あれがダメこれがダメって。

でもそれって自分に×をつけるばかりで精神的に良くなくてどんどん心が擦り切れていく。

それならもっと自分を褒めた方が良い。

今日は野菜食べた!よし!

運動もしたし早めに寝た!よし!

みたいな感じで。怒られるより褒められた方が良いでしょ?

こんなささいなことでも自分の心って変わるし、精神的に楽じゃないとアトピーも良くならないんじゃないかな。

3ヶ月で絶対アトピーを治す!とか甘いものは一切食べない!11時までに絶対寝る!とかルールばっかり作ってもしんどい。

アトピーとは長い付き合いだしそれは治ってからも続く。

アトピーは短期間で簡単に治るようなものでもないし(人によってはすぐ治ったりするけど)期間とか決めない方が良いんじゃないかな。

期間内に治らなかったらまたすごく落ち込むし。

それと、視野を広く持つことも大事。

アトピーの治し方なんて人それぞれ。

他の人が治った方法が自分に効くかどうかはわからない。

逆に自分にしか合わない方法だってある。

それは専門家の意見だろうが一般人の意見だろうが同じ。

科学的根拠に基づいた方法や理論の方が信頼できるがエビデンスがすべてではない。

その辺も頭に入れておけば気の持ちようも変わってくる。

生活を制限することもたしかに必要だけど、徹底しなくても他でカバーできることもあるし。

食べ過ぎたなと思ったらその分運動するとか、甘いものを食べた日はビタミンや良い油を意識して摂るとかでうまく折り合いつけてストレスを溜めすぎないようにする。

たまに食べるおかしだって心の栄養と思えば罪悪感を感じる必要もない。

~しなければならない、~してはいけないみたいな強迫観念は自分を追い詰める。

たまには心の休憩も必要。

アトピー完治のイメージって一気に良くなる感じがするだろうけど、僕の場合はじわじわ良くなっていった。

炎症の再燃までの期間がだんだん長くなっていって、少しづつステロイドの量が減っていって、痒みも徐々に減っていった。

朝起きて急に痒みがない!とかそんな感じじゃない。

だから毎日毎日肌を見て「今日も良くならないなぁ」なんて嘆かなくても大丈夫。

ぱっと見良くなってなくても、炎症は少しずつ治まっていったり、ゆっくりですが良くなってきていることだってある。

だからそんなに毎日気負わなくていい。

むしろ完治を目指さずにアトピーとうまく付き合う方法を探すことだってアリ。

アトピーを治す以外の選択肢だってある。

その辺はこの本などにも書いてあるしアトピーで疲れたらこういう本を読むのもいいと思う。

小さな積み重ねがいつか大きな成果となる。だから焦らないで楽に生きましょう。

 

 - アトピー体験談