【アトピーが教えてくれたこと】はアトピーじゃない人にこそ読んでほしいオススメ本

   

アトピー関連の本は今まで何冊か読んできましたが、今回は青山ぱふこさんの【アトピーが教えてくれたこと】を紹介します。

自身のアトピー体験を漫画で描いたエッセイ。

共感できる部分ばかりなんだけど、どちらかというとアトピーじゃない人にこれを読んでもらいたい。

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高校生活の中で悪化したアトピーと向き合うものが物語

もともとアトピー体質だった作者ですが、高校生の時にアトピーが悪化し、思い悩みながらアトピーと戦ってきた高校生活が中心のお話です。

もうアトピーなら誰もがわかる体験談なので、読んでいてマジで泣けてきます。

リアルなあるある体験談すぎて辛いアトピー体験談なんだけど、なんというか陰鬱な雰囲気じゃなくて、読後感も爽やかで前向きになれるんだよね。

かわいらしいイラストのマンガだからというのもあるけど、ストーリーが前向きで、周りの理解などもありつつの優しい空気感があるからだと思います。

 

ステロイドへの無知からステロイド依存へ

青山ぱふこさんはもともとアトピー体質だったのですが、大きな悪化を経験することなく高校生活を送っていましたが、ある日顔に少し赤みが出て皮膚科を訪れます。

そこからステロイドを処方され、何も知らずに長期間塗り続け、あっという間に重症アトピーになってしまう、というところから物語は始まります。

もうね、一回アトピーを経験しているから、これを読んでいろんな感情が蘇ってきました。

僕は学生のころはアトピーではなかったけど、アトピーになった時はまんまこんな感じだった。

周囲には理解されないし、

食生活はものすごく気を使って、油や添加物に神経質になり、

生活リズムも気を付けて、

ステロイドの副作用におびえて、

それでもアトピーは良くならない、自分以外誰にもわかってもらえない孤独、

好きなものを食べて、好きな服を着て、自由に生活できない辛さ、

なんで自分だけがこんな思いをしなきゃいけないだという被害者意識、

アトピーで悩んでいたころの自分と重なる部分がありすぎて読んでいて本当に泣けてくる。

でもかわいい漫画と最終的に作者の青山ぱふこさんが家族や友達からの理解を得られて、アトピーも軽快していく話だから読んでて辛くなりすぎないから、最後まで読める。

専門家のアトピー対策本とかもためになるんだけど、アトピーだった作者の実体験だから、よりリアリティがあってスッと入ってくる。

 

アトピーじゃない人にこそ読んでほしい

アトピーじゃない人が自発的にこの手の本を手に取ることはまずないと思うけど、それでもこの本はアトピーじゃない人に読んでほしい。

周囲にアトピーがどれだか辛いか訴えても、それを分かってくれる人なんかほとんどいないし、分かりようがない。

ただ、家族やパートナーにこれを読んでもらえば、少しは理解してもらえるんじゃないかなって思う。

理解してもらいたいし、周囲の理解さえあればアトピー生活もそれまでと比べてだいぶ楽になるし、相互のストレスも減るはず。

もちろん今アトピーで苦しんでいる人もこれは救いになる本だからおすすめするけど、具体的な対策や、治療法を書いた本ではない。

しかし体験談なので、自分以外のアトピーの人がどうアトピーと向き合っているのか、辛い毎日をどうやって過ごしたのかとかは十分参考になる、というかなんか救いがあるんだなっていう気持ちにすらなる。

今アトピーでつらい思いをしながら一人で戦っている人はぜひ読んでみてほしい。

がんばって辛い思いしても脱ステしたにも関わらず、一向にアトピーが治らない。

そんな先の見えない絶望の中である日当然回復の兆しが見えたり、

周囲から理解されなくて辛い思いをしていたけど、自分から自己開示していくことで周囲と分かり合えて良い関係になったり、

アトピー治療で家族全員が疲れ切っていたけど、それを乗り越えて一つになれたり、

辛いことばっかりじゃないよ!っていうメッセージも実際アトピーを経験した人からだから、すごい腑に落ちる。

アトピーで疲れた人は一回読んでほしい。心のもやもやが少しは晴れますよきっと。

 - アトピー参考本