ワセリンは重症アトピーや乾燥肌にはぴったり。ワセリンの効果や使い方まとめ

      2017/10/17

白色ワセリン

ワセリンはとてもメジャーな保湿剤です。

皮膚科でもよく処方されるしドラッグストアにも売ってあるのでわりと身近な保湿剤です。

先に言うとワセリンは肌に水分を与えるものではない。

でも肌に脂の膜を張るので水分の蒸発を防ぐことができる。

脂の膜を張ることでアトピーでバリア機能が低下した肌をアレルゲンから守ることができる。

低刺激で極めて安全なので、市販の保湿剤が使えない、痒くなる、アトピーが悪化する人、小さな子どもにも使える。

ざっくりですがこの辺がワセリンの特徴です。

ワセリンを使うなら純度の高いプロペトかサンホワイトを選びましょう。

理由は不純物が少なくてより低刺激で安全だから。

ワセリンの一番のメリットってこの刺激が少ない安全性。

ワセリンにも種類があるし、特徴とか使い方について思うところを書いていきます。

 

スポンサーリンク

 

ワセリンとは

アトピーの保湿剤と言えばワセリンかヒルドイドってぐらい有名なワセリンですがそもそもワセリンの原料ってなにかと言えば石油です。

ワセリンの容器の外側の成分表を見てもワセリンとしか書かれていないので、知らない人もいるかと思います。

ワセリンは石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。大部分は、分岐鎖を有する パラフィン(イソパラフィン)および脂環式炭化水素 シクロパラフィンを含む。ワセリンという場合、一般的には白色ワセリンを指す事が多い。

引用:wikipediaより

 

石油を肌につけても問題ないレベル(というかワセリンほど安全な保湿剤はないと言えるほど低刺激)まで精製したものっす。

石油、鉱物油から作られているからワセリンって良くないじゃんって思うかもしれないけど、実は石油は天然のものです。

昔の生物が長い年月をかけて石油になったもの。

むしろオーガニック、100%天然の植物由来の自然派化粧品とかの方がよっぽど肌に刺激があったり危険だったりする。

ワセリンは作りが非常にシンプルで、ワセリン以外酸化防止剤や添加物が入っていない。

だからアトピーでも刺激が出にくいので、ワセリンはアトピーや敏感肌の人にも使いやすい保湿剤。

ワセリンの用途は様々で、化粧品や医療用としてはステロイド外用剤や保湿剤、色々な外用剤、軟膏の基剤にも使われる。

皮膚に使う目的としては保湿以外にも止血や擦り傷や裂傷の防止にも使われる。

ボクサーが顔に塗っているクリームもあれ実はワセリンなんです。へー。

 

ワセリンは保湿剤というより皮膚の保護剤

冒頭でワセリンは保湿剤ですって言ったけど厳密にいうとワセリンは保湿剤じゃない。

だって保湿成分が入っていないから。皮膚の水分が蒸発するのを防ぐから保湿剤だと思われがちだけど、実際には違うのね。

どっちかというと皮膚の保護剤。

保湿剤のベースとしてワセリンが使われていることが多い。

ヒルドイドとかもワセリンを基剤にして保湿成分を足したもの。

ステロイドとか軟膏のにもワセリンが入っているよ。

まぁそんなわけでワセリンはなかなかすごいやつなんです。

 

ワセリンの種類

ワセリンには種類があり、黄色ワセリン、白色ワセリン、プロペト、サンホワイトに分けられます。

これは精製度、純度の違いによって分けられています。

純度、精製度は

サンホワイト>プロペト>白色ワセリン>黄色ワセリン

となっており、純度が高いほど価格も高くなります。

 純度が高いってどういうことかというと、不純物が少ないから敏感な人にも安心して使えますよーってこと。 

ワセリンは酸化防止剤など余計な添加物が含まれていないから、市販の保湿剤などと比べると酸化しやすい面もあります。

純度が高くなると不純物も減るので酸化にも強くなる。

だからアトピーでワセリンを使うなら純度が高い物の方が当然良い。

黄色ワセリンは精製技術があまり高くない時代は出回っていたみたいだけど、今はほぼ見ることはないみたいっす。

 ちなみによく見るヴァセリンだけど、あれ見るとわかるけど若干黄色いです。白色ワセリンよりも黄色い。つまり純度が低い。 

だから僕としてはあんまりおすすめできない。安いけど。

 

白色ワセリン

一般的にワセリンと呼ばれるものは白色ワセリンで、ドラッグストアや皮膚科で処方されるワセリンは、この白色ワセリンになります。

ステロイドや保湿剤の基剤として使われているのも白色ワセリン。

 

白色ワセリンでも普通の人なら刺激が出たりすることはほぼないんだけど、アトピーや敏感肌だと、白色ワセリンでも刺激が出たりする。

そういう人はプロペトかサンホワイトを選ぶべき。

 

プロペト

プロペトは眼科の軟膏の基剤にも使われていて、デリケートな目にも使えるぐらい純度が高い。

でも皮膚科でワセリンくださいって言っても白色ワセリンしか処方されないから、言わないと処方してくれないね。

理由としては儲けが少ないから。

ワセリンが合わなくて、ワセリンだと痒みが出るとか言えばもらえる。

プロペトは医療用医薬品だからドラッグストアでは売っていない。医療用のプロペトは市販されていないんだな。

でも市販薬のプロペトも実はある。

それがプロペトホームっていう第3類医薬品に分類されるプロペト。

第3類医薬品ってのは処方箋が必要ない薬のこと。処方箋が必要ない薬だからどこでも買える。

実は医療用の病院で処方されるプロペトと市販のプロペトホームの違いはない。

プロペトもプロペトホームも純度、粘度、成分も全部同じで名前が違うだけ。

皮膚科で処方してもらえば保険がきくから市販より安く買えるけど、プロペトホームは100g1000円ぐらいだからめんどくさい人はネットで買ってもいいっすね。

 

サンホワイト

プロペトよりもさらに精製して純度を高めて不純物を極力少なくしたものがサンホワイト。

ワセリン界の帝王的存在、それがサンホワイト。

サンホワイトはワセリンの中で純度が一番高い。

純度が高くなると不純物が少なくなるのでより低刺激。

プロペトでも刺激があるよ~って人はサンホワイトを使えばよろし。

ただサンホワイトは病院で処方してもらえない。

サンホワイトを保険適用で処方しちゃうと病院側が赤字になるようで。

だから医者もサンワホイト使えとか絶対言ってこない。

存在すら教えないとかちょっとひどい。

 まぁそれもそのはずサンホワイトは販売店舗が限られていて、一部を除いて店頭販売は基本的にしていない。 

Amazonとかでは普通に買えるけど、ドラッグストアには基本的に置いていないので、店頭で買う場合は販売元のサイトに取扱店舗がちゃんと載っているので確認しよう。

サンホワイト欲しくてドラッグストアとか薬局で探しまくってこれ知った時めっちゃムカついたからね。

ご購入方法|サンホワイトP-1 / 白色ワセリン商品情報 -

別にアマゾンや楽天で同じものが買えるのでわざわざ公式サイトで買う必要もないっす。

ワセリンには酸化防止剤が入っていないから酸化しやすいんだけど、サンホワイトは純度が高い分他のワセリンよりも酸化に強い。

そして使用感なんだけど、白色ワセリンとか冬はめっちゃ硬くて伸びも悪いんだけど、純度が高くなるほど柔らかく伸びやすくなる。

 サンホワイトはプロペトの倍ぐらいの価格だけど、アトピーや敏感肌の人がワセリンを使うメリットって「いかに刺激が少ないか、安全か」だと思うし、普段使うものだから使いやすさ、使用感が良いものを選んだ方が良いからアトピーにおすすめするのはプロペトよりもサンホワイト。 

ワセリンは紫外線の影響を受けやすいんだけど、サンホワイトは一般的なワセリンに比べて紫外線の影響を受けないのも安心して使えるポイント。

販売元のサイトに詳しく書いてあるよ。

サンホワイトP-1 / 白色ワセリン商品情報 -

 

もちろんプロペトで全然問題ない人はそのままプロペト使ってて問題ないっす。

 

ワセリンの上手な使い方

すでに書いたけどワセリンには保湿成分は入っていない。

つまりどういうことかと肌につけて水分がプラスされて潤うことはない。

皮脂が足りていなくて肌がガッサガサな状態だと塗って楽になるけど、水分を足してやることはできないんだ。

だから先に水分を保湿効果のある化粧水や保湿剤を塗ってその上からワセリンを塗る。

逆だとワセリンが皮膚との間に膜を作ってうまく肌まで届かない。

これはステロイドを使う場合も同じで、先にステロイドを塗ってからワセリンを塗るようにしないと効果半減。

だらだらステロイドを使い続ける原因にもなりえる。

ワセリンを使うなら水分が肌にたっぷりある状態のお風呂上りがおすすめ。

タオルで水分を完全に拭き取らずにちょっと湿った状態の時に塗ると、ワセリンが伸びやすくて全身に塗りやすいです。

後は水仕事をする前などに手に塗っておくと手荒れや乾燥、界面活性剤から肌を守ることができます。

ワセリンは水に強いし、界面活性剤は皮膚バリアを破壊するから、洗い物するときなんかは塗るようにするといいっす。

 

ワセリンのデメリット

ワセリンのデメリットとしてまず思いつくのが使用感が悪い。

油だから当然だけどワセリンはかなりべたつく。

服にも布団にも張り付いて気持ち悪いから僕も苦手。

しかも厚く塗りすぎると汗腺を塞いで熱がこもるし有害物質を皮膚から排出できないので痒くなることもある。特に夏場。

なのでワセリンを塗るときは薄くるようにしよう。

たっぷり塗れば塗るほど肌が潤うものでもないし。

それと硬くて伸びが悪いから塗りづらい。

冬なんか容器から出しにくいのなんの。

塗りづらいから肌に擦りつける事になるんだけど、これで肌を傷める事になるし、それだけで痒くなることもある。

しかも保湿成分が入っていないから先に保湿剤塗ってワセリン塗ってってしてると肌へのダメージが増えるしなにより超めんどくさい。

水に強いのはメリットにもなるけど洗い流しにくいっていう面もある。

全身にべったり塗っているとシャワーだけでさーっと済ますと落ちしきれないし、念入りにゴシゴシ洗うと皮膚の天然保湿因子まで洗い流しちゃう。

ワセリンが肌に残っても特に気にすることはないけどワセリンに付着したダニとかアレルゲンまで残ることになるので、その上からまた塗るとそれらも肌に塗りこむことになるからめっちゃ痒くなったりする。

ボディーソープや石鹸の使いすぎ、洗いすぎはアトピーを悪化させることになるから、その辺もむずかしいところ。

 

何を使っても刺激になる人はワセリンが良い

ワセリンはデメリットもあるしワセリンよりアトピーにオススメの保湿剤もある。

今僕がメインで使っているのはメディプラスゲルというオールインワンの保湿剤。

これ使用感も良いし、なによりセラミドが入っているから保湿力もすごく良いからアトピーにオススメの保湿剤としてなにか挙げるならこれを挙げる。

コスパもいいから全身に使えるし、合成界面活性剤や防腐剤、香料やアルコールも入っていないから刺激性は低いし、使って悪化する確率は低い。

詳しくはこっちの記事で書きました。

メディプラスゲルはアトピーにオススメのコスパ最強保湿剤!口コミで話題のオールインワンジェルの効果とは?

 

それでも、かなり重症化したアトピーや何使っても刺激になる敏感肌の人は合わないかもしれないし、悪化するのが怖い人はサンホワイトを使った方が無難。

逆にこれが使えなかったら他の市販の保湿剤は全部使えないかもってぐらい低刺激で安全なのがワセリン(サンホワイト)。

肌が裂けて血が滲んでるような状態で、ちょっと体を動かしてだけど脇や肘、膝裏が痛い人とかはワセリン塗るとすごい楽になる。

あの状態は水分も足りていないけど、皮脂も全然足りていなくて肌の柔軟性がないからワセリンの油分がしみ込んでめっちゃ快適になる。

血だらけになるのも防げるし、日常生活の質がかなり良くなる。

冬は特にサンホワイトには助けられたし今でも持ってるしたまに使う。

ワセリンは保湿成分が入っていない分他に比べて保湿力は少ないけど、酸化防止剤など余計なものはなにも入っていないので、何か塗って悪化するリスクが少ないから市販のものが使えない人、塗って悪化するのが怖い人は安全なサンホワイトも十分選択肢に入ります。

 - ワセリン関連, 保湿剤