熱湯シャワーではアトピーは治らないし悪化するからマジで危険

      2017/01/30

タオルにくるまれた赤ちゃん

アトピーの人ならわかると思うけどお風呂で熱湯シャワーを浴びるとマジで気持ち良いよね。

熱湯というか熱いお湯。湯船でも気持ちいい。でもやっぱ熱いシャワーの方が気持ち良いね。

普通の人なら

あっつ!!!

で終わり。むしろ熱くて気持ち良いとかない。

普通の人には熱湯シャワーが気持ちいいとかマジで言ってんの?って理解不能だろうけど、アトピーだとまじでぶっ飛びそうなほど気持ち良い。まさにエクスタシーって感じ。

で、アトピーだと熱湯シャワーが気持ち良いってのはアトピーの人なら絶対1回はやったことあるから知ってると思うけど、気になるのは熱湯シャワーでアトピーが治るのかってことだと思う。

最近、熱湯シャワーでアトピーが治った!アトピーには熱湯シャワーが効く!みたいな情報をネットで見る。

結論から言うと熱湯シャワーではアトピーは治らないし肌がカッサカサになって超悪化するからまじで一刻も早くやめろ。

治った人はプラセボか他の要因。

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アトピーだとなぜ熱湯シャワーが気持ち良いのか

その前になぜ痒い所を掻くと気持ちいいのか、という話から。

以前は痒みのある部分を掻くとなぜ快感が得られるのか、というメカニズムはよくわかっていませんでしたが、どうやら報酬系と呼ばれる脳の部位が関係していることが最近の研究で発見されました。

なぜ痒いところを掻くと気持ちよくなるのか? その脳内メカニズムを解明-大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所-

報酬系ってのは脳の中脳や線条体っていう部分(どこやねん)の事を言うらしく、我慢や欲求から解放されたり、期待した結果が得られそうな時に感じる快感はこの報酬系が関係しているらしい。

何かをやり遂げた時の達成感、辛いことが終わった時の解放感とかがそれ。

達成感や解放感を得られる!と脳が報酬系からの快感というご褒美を得たいがために僕らは辛いことでも耐えてがんばったり、欲求に抗えなかったりするわけっす。

で痒い所を掻くと、この報酬系が働いて脳はご褒美をもらえる。

だから痒いところを掻くと悪化するっていうのはわかっていても、その欲求にしたがって搔いてしまうというわけ。

掻いたら悪化するから我慢したくても脳は痒い所を掻けばご褒美が出るぞ!ってことをわかっているから、悪化しようとも血が出ようとも関係なしに掻き毟ってしまうわけ。脳てめぇこの野郎。

 

掻くという行動は異物を取り除こうとする本能的な行動

先に書いたように報酬系によって痒い所を掻いて快感を得たい!っていう理由がまず一つ。

もう一つは原因である異物を皮膚から排出させようと体が反応して痒みを発生させ、掻くということでその原因である異物を排出させようという体の免疫システム。

原因を取り除くために強烈な痒みを引き起こして、皮膚を掻き壊してでも排出させてやろうっていう体の本能。

 脳が快楽を求める欲求+痒みの原因を取り除こうとする本能のダブルパンチだから掻くのを我慢できなくても仕方ない。 意志が弱いからだ~とかまた掻き毟って悪化させちゃった…なんて自分を責めなくてもいい。我慢できなくて当然なんだから。 

 

皮膚の刺激が脳に伝わる優先度は痛み、熱さ、冷たさ>痒み

皮膚の刺激は神経を通して脳に伝わるんだけど、この刺激が伝わるっていうのも全部同じように伝わるんじゃなくて優先度がある。

痛みや熱さ、冷たさっていうのは命に関わる刺激だから脳に伝わるのが早い。

痒みはまぁ死ぬ事はないから痛みや熱よりも伝わるのが遅い。優先順位は

痛み、熱さ、冷たさ>痒み

という順番になる。

だから痒い時は痛みや熱、冷たさを与えると気持ち良かったり、その間は痒みを感じなくなる。

 

 熱湯シャワーが気持ちいい理由

で、本題のなんで熱湯シャワーが気絶するほど気持ちいいかだけど、その明確な理由はまだ解明されてない。

先に書いた理由からすると、

  • シャワーの熱さが痒みを上回って痒みが消える
  • 熱湯をかける=軽いやけど=痛みなので痒みを上回って痒みが消える
  • 痒い所を刺激しているので掻くことと同じく脳の報酬系が働き快感を感じる

ってなるけどそれだけじゃあのよだれが出て震えるぐらいの快感は説明できない。

でここからは僕の推測だけど、考え方は3つある。1つづつ説明していく。

 

まず1つ目が直接掻くよりも何倍もの刺激を広範囲に一気にしかも奥深くまで届けるから。

爪でおもいっきり掻いてもなかなか消えない痒みはなんというか皮膚の表面じゃなくて奥の方まで痒いように感じる。

掻いて掻いて血が出るまで掻いてようやく痒みに辿り着くようなあの感覚。

それが熱湯シャワーだと一気に奥深くの痒みに届く、しかも広範囲に。

だから掻いている時じわじわと伝わる気持ちよさが一気に伝わって強烈な快感を得られるんだと思っている。

さらにシャワーを当て続ければ連続的に快感が得られるもんだから、そりゃあ気持ち良いよね。

 

もう1つの理由が皮脂を溶かして洗い流すことで雑菌、カビなども落とせるから。

アトピー性皮膚炎と脂漏性皮膚炎が併発しているタイプ、カビ菌(真菌)が原因のタイプなどがこれに当てはまるかな。

汗をかいた時に痒くなるとかは、マセラチア菌、カンジタ菌などのカビが異常繁殖している場合がある。

文部科学省のカビ対策マニュアルには一般的なカビの菌糸は50度で死滅するので、原因となるカビの菌糸を死滅させられるから熱湯シャワーを浴びたくなるという考え方ができる。

ちなみにカビの菌糸は死滅するけど、カビの胞子が死滅するのは60度なので熱湯シャワーでは完全にカビを死滅させることはできないっす

いくらアトピーだと熱湯シャワーが気持ちいいからと言っても60度はさすがに熱すぎて浴びてられない。

カビ以外でいうと皮脂。

トランス脂肪酸や体内で分解されなった油脂が毛穴から皮脂として排出され、痒みを引き起こしている。アトピーの人は乾燥肌なんだけど、乾燥しすぎて体がもっと皮脂出して保湿しなきゃ!って過剰に皮脂を分泌することもある。

脂漏性皮膚炎も皮脂の過剰分泌ね。

でその過剰分泌された皮脂自体にもいろんなものが溶け出しているからそれ自体が痒みを引き起こしているし、皮脂が多いとカビ菌や雑菌が繁殖しやすいからよけい痒い。

熱湯シャワーはそんな痒みを塊みたいな皮脂をがっつり洗い流すから気持ちいいってのもあるのかな。

ちなみに熱湯シャワーでアトピーが治った人はこのタイプだと思う。

皮膚のカビ対策も脂漏性皮膚炎も熱湯シャワーで治るのかは研究結果やエビデンスもないからなんとも言えないけどね。

どちらももっと根本的な対策が必要。

 

最後の1つがヒートショックプロテイン

ヒートショックプロテインていうのは傷ついた細胞を修復する働きを持つタンパク質のこと。

免疫細胞の働きを活性化させて免疫力を高める、傷を治す、代謝を促進させる、コラーゲンの減少を防ぐなど健康、美容共に良い影響を与える存在。

タンパク質が傷つくと、それを修復するタンパク質が生まれる。そいつがヒートショックプロテイン。

ヒートショックプロテインが発見されたのは1960年代なので、けっこう研究は進んでいる。

製薬会社やサプリメーカーが適当に名前付けた怪しいものじゃなくて、ちゃんと研究されていてエビデンスもある。

「効き目」の秘密はヒートショックプロテインにあった!-修文大学健康栄養学部管理栄養学科教授 伊藤 要子-

名前にヒートって入っているのはこのタンパク質が熱によって増えるタンパク質であり、耐熱性もあるタンパク質だから。

ヒートショックプロテインが増えることで細胞は強くなり、様々なストレスから身を守ってくれる。

ヒートショックプロテインの働きの図

https://www.saishunkan.co.jp/domo/kaihatsu/gakkai/hsps.htmlより引用

熱湯シャワーを浴びることでヒートショックプロテインは確かに生産されるしそれでアトピーが治った人もいるのはいる。

熱湯シャワーでヒートショックプロテインが作られてアトピーが治るぜー!って鵜呑みにしてると痛い目見る。

そんな魔法のような都合いいもんじゃないっす。

 

熱湯シャワーでアトピーが悪化、危険性、デメリット

ヒートショックプロテインは体にとっていい影響を与えるのは本当。

でも、熱湯を浴びるという行為は肌にとって滅茶苦茶悪い。

説明するまでもないけど、熱湯シャワーは必要以上に皮脂を落としてしまいます。

 

天然保湿因子や細胞間脂質が流れ出して、肌のバリア機能が落ちてすげー肌が弱くなる。

アトピーの人は乾燥肌体質だけど、熱湯を浴びていると乾燥肌が悪化してガッサガサの肌になります。

皮膚のバリア機能も落ちるから刺激に弱い敏感肌にもなる。

肌の保湿能力が弱くてせっせと保湿してるのに熱湯シャワーとか浴びているのとその努力は水の泡になる。ただでさえアトピーの人だと少ない貴重な天然保湿因子(セラミドなど)が失われるわけだから。

高価なセラミド入りの保湿剤やサプリ摂っている人で効果ねぇわって人で、もしも熱湯シャワーを浴びている人がいるなら、熱湯シャワーをやめたら効果がわかるかも。

 

炎症が広がる

もともと炎症がある部分以外にも熱湯シャワーが当たり、周りの正常な部分までごっそり皮脂が落とされ乾燥してアトピーの範囲が広がる危険がある。

軽いやけどだからね、肌に良いわけなく普通にダメージ与えます。

色素沈着や皮膚がごわごわになるなど見た目的にも良くないことばっかり。

 

中毒性があり脳にも異常をきたすし精神的にも良くない

僕がアトピーひどかった時はまさに熱湯シャワー中毒でした。

アトピーで痒いところに熱湯シャワーを浴びる快感を超えるものはないと思う。あれより気持ちいいものなんて存在しない。っていうぐらい中毒だった。

数年熱湯シャワー浴びていたけど全然アトピー治らないしむしろ悪化する。

痒みは一時的に治まるけど、また復活するし乾燥が進んで余計に痒くなる。しかも悪化するってわかっていながらやめられないもんだから罪悪感がすごい。

またやっちゃったよ…悪化するのに…でも気持ちいいからやめられない…

まさに熱湯シャワー中毒。ジャンキーです。

これも脳の報酬系の仕業なんだけど、半端ない快感が得られるから脳が依存する。

たぶん脳内麻薬みたいな覚醒、興奮、快感を感じる物質がドバドバ出ているんだと思う。

でこんなこと続けていると体おかしくなる。

なんかぼーっとしたり考えるのが苦手になったり、やる気が出ないとか。

たぶん長期でやってるとまじでやばそうだから一刻も早くやめた方が良い。

 

結論熱湯シャワーはメリットよりもデメリットの方が大きいのでやめた方が良い

熱湯シャワーでアトピーが治った人もいるのいる。

その人たちには合っていただけで、普通に考えたらアトピーを悪化させる行為なのでやめた方がベタ。

カビや脂漏性皮膚炎は別に熱湯シャワーじゃなくても対策できるし、熱湯シャワーじゃ根本的な解決にならない。

ヒートショックプロテインにしても別に熱湯シャワーを浴びなくても湯船に入ってじんわり体を温めることで生成することができる。

なにも熱湯シャワーじゃなくてもいい話だ。

ただあの快感が癖になっていてなかなかやめられないって人。わかる、超わかる。

しかもなまじ風呂に入るとお湯がしみて痛痒くなったり、血行が良くなって痒くなって我慢できずに熱湯シャワー浴びちゃうパターン。

 そんな人はシャワーヘッドを塩素除去タイプにすればだいぶ痒みはマシになる。 

シャワー浴びても痒くならないから熱湯かぶって痒みを抑えなくてよくなるから自然と熱湯シャワーを我慢できる。

アトピーが治った今は熱湯シャワー浴びたいなんて思わないし、浴びてもただ単に熱いだけで気持ちいいとか感じない。痒みがないとあの快感は感じないみたい。

痒みがマシになる、アトピーが治りだすと熱湯シャワーへの欲求も自然となくなってくるから、やめたくてもやめれない人はとりあえずシャワーヘッドを塩素除去タイプのものにしてみては。

そんなに高い買い物じゃないしコスパも悪くない。

僕が今使っていてオススメなのはアロマセンスという塩素除去タイプのシャワーヘッド。

30日間の返金保証がついているから気軽に試せる。気に入らなかったら返せばいいだけなんでちょっと試したい人にもぴったり。

アロマセンスについてはこっちの記事で詳しく書いてあるから気になる人はどうぞ。

シャワーヘッド交換で塩素除去するだけでアトピー改善するからおすすめ

熱湯シャワーは気持ちいいし治った事例を信じて続けていると後で大変な目に合うかもしれないからまじでやめた方が良い。

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