脱ステしてもアトピーは治らない。無理な脱ステより準備が大切!アトピーのリバウンド対策は副腎と表皮のコルチゾール!

   

猫

脱ステすればアトピーは治る!脱ステしないとアトピーは治らない!って思いこんでませんか?

確かにステロイド外用剤は免疫力を低下させるし、ステロイドに体が依存してしまいます。

ステロイドを使わずに済むなら使わない方が当然良い。

でも、今まで脱ステに挑戦して成功しましたか?

ほとんどの人が途中で痒みに耐えきれずに脱ステを断念したでしょう。

今、脱ステ中の人も、ステロイドのリバウンドで苦しんでいると思います。

脱ステは簡単なものじゃないし、脱ステすれば絶対アトピーが治るというものでもない。

脱ステには入念な準備が必要です。

以前に脱ステについての記事を書いたのですが、具体的なことは書いていなかったので、その辺も含めて今回脱ステについてまた書きます。

何の対策もなしにいきなり脱ステしてもアトピーは治りません。

というか無理な脱ステはかなり危険です。

一念発起で脱ステするよりも、副腎疲労対策をきっちり行うことで、無理なく自然にステロイドの使用量を減らしていけます!

副腎疲労が回復し、しっかりと栄養を摂ることで、だんだんとステロイド要らずの体になって自然と脱ステすることは夢ではありません!

それと表皮のコルチゾールの生産を上げることで、リバウンドのリスクを減らせます。

分子栄養学や副腎疲労をもとに、僕が思う脱ステの正しい手順を説明していきます。

スポンサーリンク

 

 

いきなり脱ステしてもアトピーは治らない

脱ステ脱ステ言いますけどね、そもそもステロイドは悪者じゃないですからね。

確かに長期間のステロイドは依存するし、副腎の機能も落ちて免疫力も低下するけど、炎症をほったらかしにしているとどんどんアトピーはひどくなっていくばかりですからね。

皮膚の炎症→痒くて掻き毟る→肌を搔き壊してバリア機能が低下→炎症が悪化しさらに痒くなる→感染症も併発し症状は一気に悪化

っていう負のスパイラルに陥らないためにも、ステロイドを適切に使って炎症を食い止めるのがステロイドの役割なんだけど、問題は皮膚科がステロイドの使い方を適切に指示しないことと、アトピー患者自体がステロイドの使い方をちゃんと理解していないこと、ステロイド以外のアトピー対策をあまりやっていないことが問題。

この「ステロイド以外のアトピー対策をあまりやっていない」状態で、ステロイドをいきなりやめたら、それまでステロイドに頼りきりだった体はついていけなくなって、結果アトピーが超悪化するリバウンドという状態になります。

当然と言えば当然です。

ステロイドで肌がきれいになっても、それは炎症が落ち着いただけで、アトピーが治ったわけではないのです。

ステロイドはあくまでも炎症を鎮めるためのものでアトピーを治す薬ではないのです。

だから、本当のアトピーの原因を何とかしない限りアトピーが治ったりはしません。

 

ステロイドについて

そもそもステロイドとは何かというと、副腎で作られるホルモンのことで、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と呼ばれます。

副腎から作られるステロイドは、コレステロールから作られ、いろんな役割があります。

  • 糖や脂肪、筋肉の代謝
  • 血糖値や血圧のコントロール
  • 筋肉の代謝
  • 気分や睡眠のコントロール
  • 抗炎症作用
  • 免疫抑制作用(アレルギーの抑制)

などなど。

このステロイドの作用を薬にして、炎症や湿疹の改善に使えるように人工的に合成した副腎皮質ホルモンが、ステロイド外用剤やプロトピックなのです。

合成副腎皮質ホルモン、副腎皮質ホルモン外用剤、免疫抑制剤などいろいろ呼び方はあるが、どれも同じでステロイドやプロトピックのことを指します。

Ⅰ群:最も強い(strongest)

Ⅱ群:非常に強い(very strong)

Ⅲ群:強い(strong)

Ⅳ群:普通(medium)

Ⅴ群:弱い(weak)

というようにステロイドの強さはランク分けされていて、症状にあった強さのステロイド剤を使用します。

 よく強いランクのステロイドは副作用が怖いから弱いものを使っている、なんて人がいるけど、酷い炎症にはやっぱりそれなりに強いランクのステロイドじゃないと炎症を抑えきれないんで、炎症を抑えられないし、弱いランクのステロイドだろうと副作用はあるので、長期間だらだらと使い続ける方がよっぽど危険です。 

この辺の話は今回の記事とは少し違うのでまた別の記事で。

 

ステロイドの長期使用で体内のステロイドの生産力が低下している

ステロイドは炎症をすぐに抑えてくれる魔法のような薬なんだけど、もとは体の中で作れる成分なんだ。

体ってすごいよね。

体の中にある物質なんだったら使っても安全じゃんというとそうではなく、ステロイドを使い続けると、副腎がステロイドを作るのをサボっちゃうんです。

外からもらえるからわざわざ作らなくていいし、作るのやめよーってなる。

そうなると、ステロイドホルモンを作る機能がどんどん衰えていって、ステロイドを使い続けるうちに副腎の機能が低下してしまうんですよね。

炎症を抑える火消し役のコルチゾールは、抗炎症薬のステロイドとして広く使われていますが、ステロイドが怖いものと誤解されてしまうのは、ステロイドを「入れすぎてしまった」とき。

火事の現場でも、火消し水を入れすぎたらじゃばじゃばと水浸しになってしまいます。

それと同じで、ステロイドを入れすぎてしまえば、それだけ免疫機能が落ちてしまい、さまざまな悪さをしてしまうことになります。

つまり、怖いのはステロイドそのものではなく、その量です。

本間涼子、本間龍介著:老化は副腎で止められたより引用

しかしステロイドの長期使用で副腎が作り出すホルモンに影響がないという主張もありますし論文もあります。

脱ステ医で有名な深谷元継先生もブログでステロイドによる副腎委縮はよっぽどのことがないかぎり起こらないと言っています。

ステロイド外用剤だけでは、簡単には副腎不全を起こしませんよ、依存やリバウンドとは別物ですよ、と、私は書いています。誤解なきようお願いします。

http://steroid-withdrawal.weebly.com/124731248612525124521248922806299922109212395124241242721103331021998120840.htmlより引用

一方同ブログで深谷先生はステロイドの長期使用で副腎委縮が起こるとも言っています。

ステロイドの全身投与を長期継続すると、副腎の萎縮が起こります。副腎皮質はステロイドを産生する臓器であり、外部からステロイドが供給されると、役目が無くなるので廃用萎縮するわけです。

副腎の場合、ステロイド全身投与が一過性であると、抑制も一時的です。連用が続くと、それに応じて回復に時間がかかるようになります。長期間大量投与が続いていた場合には、回復にも数年かかります。

http://steroid-withdrawal.weebly.com/12473124861252512452124892280629992123951242412427349203038212398338063230212364248472161912377124271237112392.htmlより引用

結局どっちやねんというとこればっかりは僕は専門家ではないので何とも言えませんが、僕としてはやっぱり副腎疲労のひとつの原因になっているだろうなーと思います。

そもそもステロイドとは、副腎皮質で作られるホルモンである。

インターフェロンと同様、もともと体内で作られる物質は、外から注射するのではなく、必要に応じて自力で作れるようにしておくことが望ましい。

そうしないと、かならず副作用に苦しめられる。

同時に、ホルモンを製造する器官はとくに、”なまけもの”で、外からあたえられると自らはその機能をすぐに停止してしまうのである。

三石巌著:医学常識はウソだらけより引用

ステロイドが絶対悪ではないけど、副腎疲労を起こす原因のひとつにステロイド外用剤が無関係だとは思えないですもん。

実際いきなり脱ステした時はリバウンドがひどくて成功しなかったけど、副腎疲労対策、腸内環境対策などをしっかりやった結果、無理なく自然に脱ステできたわけだし。

ステロイドの長期使用で副腎委縮は起こらないとしても、大人アトピーはほぼ確実に副腎疲労になっているので、そのままの状態で脱ステするのはやっぱり気が早いと思います。

まずは副腎ケアを十分に行ってからの方が脱ステによるアトピーのリバウンドのリスクは減らせるはずです。

まぁいきなり脱ステして、半端ないリバウンドを乗り越えてアトピーを克服した人もいるから、あれだけど、副腎のケアを優先すれば体内のステロイド生産量、コルチゾール問題も解決が早いのは間違いないと僕は実体験から言えます。

 

脱ステ後のアトピーのリバウンドが起こるのはなぜか

脱ステによるリバウンドの原因は結局何なの?

ぶっちゃけ原因はまだはっきりわかっていません。

よく言われているのは、

  • 長期間使用していたステロイドが蓄積し、酸化コレステロールとなる説
  • ステロイドの長期使用により副腎のステロイド生産機能が低下する
  • ステロイドの長期使用により、不完全な肌しか作られず、バリア機能が低下している

このあたりかな。

個人的に酸化ステロイド説はよくわからん。

あり得ると言えばあり得るけどはっきりわかっていないし。

深谷元継先生もはっきりとしたこと言ってないし。

副腎の機能低下と肌のバリア機能低下説が今のところ最有力かな。

何度も言っているけど、副腎の機能回復なしに脱ステもアトピー完治も成功しないです。

ステロイドホルモンを作りだすのは副腎だけど、実は肌(表皮)でもステロイドは作られています。

だから、まずは副腎をケアしつつ、表皮のバリア機能を高めていくことが脱ステ前の大事な準備。

 

ステロイドホルモン副腎と皮膚で作られる

ステロイドは体内で作られる。

ステロイドが作られるのは副腎とずっと言ってきましたが、皮膚でも実は作られています。

表皮細胞や真皮線維芽細胞は、自分自身の分裂増殖や、リンパ球などの炎症細胞への作用を、自らステロイドを産生することによって調整しています。

副腎疲労で副腎からのステロイド供給が少なく不安定かつ、肌のバリア機能の低下による表皮でのステロイド生産ができないと、炎症や感染症、免疫疾患、つまりアトピーの原因、悪化因子になり、この状態で脱ステすると、当然リバウンドが起こるというのが今のところ最有力な説です。

 

アトピーは副腎疲労が続いている

アトピーは副腎疲労に確実に陥っています。

現代人のライフスタイルは例外なく副腎を疲れさせる生活なので、特に不健康な生活をしているわけでなくとも、毎日副腎を酷使しているんです。

アトピーだと長期のステロイドの使用で副腎の機能が低下するので、確実に副腎は疲れ切っています。

副腎機能が低下しても、風邪みたいに熱が出てすぐに気づくような症状として表れないため気が付かないんです。

不眠や朝起きれない、ぼーっとする疲れやすいなど、なんか調子悪いなぐらいのもんなので放置しがち。

アトピーなら基本的にいつもそんな感じなので、なおさら気が付かない。

ただ、その不調はアトピーだからではなくて、「副腎が疲れて機能が低下しているから」ということを気付いてほしい。

その結果アトピーの症状が重くなっているんです。

副腎疲労の上にアトピーが成り立っているといってもいいぐらい。

というかすべての病気は副腎疲労が大元になっているといっても大げさじゃない。

その証拠に海外ではどんな病気の治療も副腎疲労対策を前提に進められます。

日本ではあまり注目されていない「副腎」ですが、アメリカの抗加齢医学界はもちろん、ヨーロッパでも、あらゆる病気や症状を治療する際に、まず「副腎ケア」をすることはもはや常識となっています。

アメリカで抗加齢医学のセミナー勉強会に参加したときに驚いたのは、「副腎ケアが大前提」で、すべての治療が進んでいることでした。

当たり前のことなので、誰も副腎ケアについて教えてくれなかったのです。

本間涼子、本間龍介著:老化は副腎で止められたより引用

アトピーと副腎疲労の関係はこっちの記事で詳しく書いてあるので、まずはこっちを読んでもらうとわかりやすいと思います。

副腎疲労対策がアトピーの根本治療!腸内環境改善が最高の副腎ケア!副腎疲労対策方まとめとおすすめの乳酸菌サプリ

 

脱ステを成功させるにはまず副腎の機能を高める

脱ステを急ぐよりも副腎疲労対策を優先しないことには脱ステも成功しない。

強い意志だけでゴールの見えない辛い脱ステを乗り越えることはかなり厳しい。

脱ステすれば必ずアトピーが治るわけではないから。

確かに長期のステロイドの使用で、皮膚がステロイド依存になってしまっていることが大人アトピー、アトピーを難治化させていることは間違いないでしょう。

でも、アトピーの原因が別にある場合や脱ステ、脱保湿後も副腎の委縮や皮膚のバリア機能が改善しない場合はアトピーも治らないことだってある。

というかこれが簡単にいかないから脱ステ後もアトピーが良くなってくるまでにものすごい時間がかかるというわけ。

脱ステ後も数年ずっとリバウンドに悩まされている人はいっぱいいるからね。

で、そんな過酷な脱ステに何の準備もなしに挑むというのは、お散歩感覚で富士山に登ろうとするようなもんだ。

スニーカーにジャージでなんの装備もなく富士山に登ろうもんなら途中で絶対引き返すことになる。

登りきるためには、登山靴や雨や寒さに耐えれる装備、高山病を想定して酸素を持っていくなど準備が必要。

いきなり「明日富士山登ろう」で成功するようなもんじゃない。

前もってちゃんと準備が必要。

脱ステもそれと同じ。

準備もなしに脱ステすると1週間もしないうちにリバウンドがきてまた通り。

1週間は富士山で言えば2合目にも満たないんじゃないかな。

 脱ステでの準備っていうのは、副腎のケア、腸内環境、肝臓のケア、自律神経の乱れを整える、しっかり栄養を摂って体と皮膚をしっかり作る、こういうことが必要になってくる。 

だから、アトピーを治すなら脱ステするしかない!というのは結論が早すぎる。

脱ステを成功させるにはどうすればいいかというのをもっと意識してみてほしい。

そうすれば無理なくステロイドを減らしていけるし、それが脱ステロイドの一番堅実な方法です。

 

表皮でもステロイドは生産されている

副腎疲労対策はもちろん重要だけど、僕たちはアトピーなので、当然肌へのアプローチも忘れてはならない。

皮膚バリアだ保湿力だといっているが、皮膚の役割はそれだけじゃなくて、皮膚でもステロイドは作られているからです。

表皮からコルチゾールが作られるおかげで、さまざまなサイトカイン(痒みの元)を対処してくれるし、リンパ球などの炎症細胞への作用を調節して炎症が広がらないように食い止めてくれている。

下は脱ステの深谷先生のブログから。

表皮細胞(および毛嚢の細胞も)や、真皮の繊維芽細胞は、それ自身がステロイドを産生している、という事実が判ってきました。また、これを活性型と非活性型、相互に変換する酵素(11βHSD1および2)を持っています。

表皮細胞や真皮繊維芽細胞は、自分自身の分裂増殖や、リンパ球などの炎症細胞への作用を、自らステロイドを産生することによって調整しています。培養細胞を用いた実験結果によれば、表皮細胞のこの微量なステロイド分泌作用は、ACTHの支配までも受けていることが判っています。

~中略~

表皮のステロイド産生が低下して、外部からの供給も無くなる、すなわちステロイド長期連用後に離脱した患者においては、ステロイド(コルチゾール)不足の結果、表皮は肥厚し、フィラグリン産生は低下するでしょう。これは脱ステロイド後の、肥厚した、しかし機能的には不完全な表皮に合致します。 

~中略~

脱ステロイドで、リバウンドを経てやや改善し、しかしその後も肥厚した皮膚が続き、ステロイドを外用すれば落ち着くのだが、止めるとまた元に戻ってしまう、という方は、これまでは、「ステロイド皮膚症からは脱したが、もともとのアトピー性皮膚炎に戻っていて、それがなかなか治まらない状態」と解釈し、アレルゲンなど悪化因子探し・対策を勧めてきたのですが、実はそうではなく、表皮のステロイド産生能が低下した状態が回復していない状態、副腎で言うと萎縮した状態に当たるのかもしれません。

~中略~

「自然治癒」とは、表皮のコルチゾール産生に関する自律的調節の回復を意味している、ということになります。 

http://steroid-withdrawal.weebly.com/2343320445245052080829983123981230037240212701246712524124731248612525125401252320206355001230112395123881235612390.htmlより引用

深谷先生は副腎機能を正常にすることに加えて、皮膚のステロイド生産を回復させることがアトピーを治す、ステロイドのリバウンドを乗り切るために必要だと言ってます。

僕は基本的にインナーケアでアトピーを治す!っていう考えなんだけど、皮膚科医の視点、脱ステ医の視点から見てこういった人の意見もあるということは説得力あるし心強い。

 

副腎疲労に効果的な方法

脱ステの前に副腎疲労対策が必要。

で、肝心の副腎疲労対策はどうすればいいのかというと、副腎疲労対策のスタート地点は『腸内環境の改善』です。

副腎のケアには順番(ステップ)があります。

  • ステップ1 腸の状態を整える
  • ステップ2 肝臓の負担を減らす
  • ステップ3 副腎をサポートする内分泌系を元気にする
  • ステップ4 細胞を元気にし、脳を整える

なぜ、腸からスタートするかというと、食べものの「入り口」だからです。

副腎でつくられるホルモンは、私たちの口から入る食べものによってつくられます。

そして、その食べものが消化・吸収されるところは「腸」です。

本間涼子、本間龍介著:老化は副腎で止められたより引用

結局全部腸内環境の改善に収束するんです。

これは僕の持論じゃなくて、いろんな人がこう言っているんでもう疑いようのない事実です。

腸内環境の改善は乳酸菌やオメガ3脂肪酸、ビタミン群、亜鉛など、たくさんの栄養が必要です。

その辺諸々解決するのにサプリメントの摂取が一番効率が良くて、腸内環境の改善ならまずは乳酸菌サプリから始めるのが良い。

善玉元気という乳酸菌サプリが今のところ最強の乳酸菌サプリだと言えるし、アトピーに必要な栄養もカバーできる。

副腎疲労対策についてまとめた記事は以前書いたのでこっちを参考にしてみてください。

副腎疲労対策がアトピーの根本治療!腸内環境改善が最高の副腎ケア!副腎疲労対策方まとめとおすすめの乳酸菌サプリ

 

皮膚のコルチゾール生産量を増やす方法

ステロイドホルモン、コルチゾールは副腎だけじゃなく皮膚でも作られる。

アトピーの場合は皮膚のコルチゾール生産量がそのまま炎症、痒みに直結するので、ここをなんとかしないと一生アトピーの苦しみから逃れられない。

皮膚のコルチゾールはステロイドを塗れば補填されるから痒みは治まるけど、塗らないとあっという間に足りなくなってサイトカインをどうすることもできなくなって一気にアトピーが悪化するということ。

アトピー治療で副腎を第一優先するのはもちろんだけど、同時に皮膚のコルチゾール生産を高めていけば、痒みや皮膚の状態も良くなっていくので、アトピーの症状はぐっと楽になる。

特に脱ステ中はコルチゾールを外部から与えられないので、皮膚上で痒みを抑制できなくなって今まで以上にひどく痒くなる。

だからなおさら表皮のコルチゾール生産を高めていくことが脱ステを乗り越えるための有効策。

短期間のステロイド外用であれば、中止によって表皮のステロイド産生はすぐに回復しますが、長期に渡ると、すぐには回復しません。副腎の萎縮と同じことです。

外用中止後の表皮は、ステロイド不足に陥ります。表皮が産生するステロイドは、本来、自身の厚さを適度に薄く保ち、フィラグリンの産生にも関係するものですから、ステロイド不足に陥った表皮は肥厚し、角層は不完全となります。

http://steroid-withdrawal.weebly.com/1247312486125251245212489228062999212395124241242734920303821239833806323021236424847216191237712427123711239265288124521252112473124882925665289.htmlより引用

フィラグリンっていうのは皮膚の保湿力を決める天然保湿因子(NMF)を作り出すタンパク質です。

表皮の作り出すコルチゾールが少なくなると、天然保湿因子の元になるフィラグリンも少なくなるので、肌の保湿力が落ちて肌がカッサカサに乾燥する。

nmfと細胞間脂質の働き

https://cella.jp/skin_care/detail.php?p_id=1080より引用

皮膚が乾燥するということは、バリア機能が低下することを意味するので、余計痒くなる悪循環です。

 フィラグリンを増やす成分は色々あるけど、(代表的なのは最近じゃセラミドあたり)表皮のコルチゾール生産が増えればフィラグリンの数も増えます。 

コルチゾールの生産量が増えれば痒みも撃退できるので、フィラグリンだけを増やす成分の摂取も良いけど、コルチゾールを増やす方法の方がメリットあるかな。

アトピー性皮膚炎では、表皮細胞自身が本来持つステロイド(コルチゾール)産生能力が低下しており、ステロイド外用剤を用いると、産生能力の獲得(自然治癒)が遅れるのではないか、といったことを記してきました。
それなら、表皮細胞のステロイド産生を増加させるような刺激を与えてやれば、アトピー性皮膚炎自体の治癒に結びつくはずです。

http://steroid-withdrawal.weebly.com/349203038232048329901239812473124861252512452124892998729983124342267912420123772604127861.htmlより引用

 

非常に興味深いことは、表皮細胞が、CRH,ACTH,コルチゾール、すべてのホルモンを同時産生するという事実です。教科書的には、CRHというのは視床下部から放出されて、脳下垂体前葉がこれに反応してACTHを産生し、副腎皮質がACTHに反応してコルチゾールを産生するのですが、表皮というのは、一人三役でこれら全部の産生をこなしているようです。

http://steroid-withdrawal.weebly.com/uvb1239934920303821239812473124861252512452124892998729983124342267921152123731237912427.htmlより引用

 

深谷先生もこう言っているので、副腎のケアと表皮のステロイド生産を高めていけばアトピーが回復していくことも期待できる。

副腎のステロイドを増やすには腸内環境ケアが一番、じゃあ表皮のコルチゾールを増やすにはどうすればいいかというと、いくつかの方法が考えられている。

  • 脱保湿
  • UBV治療(ナローバントUVB、紫外線治療)
  • 線維芽細胞の活性化

などです。

脱保湿は最近よく言われるし、最近の脱ステではセットでよく行う治療です。

脱ステ医の中でも有効だと言われていて、脱保湿することによって脱ステ中のリバウンド期間を短くできるようです。

僕は脱保湿はやったことがあるけど、それで肌が良くなったわけではないし、脱ステと脱保湿で乗り切っていないんででこの辺はわからないので何とも言えない。

UBV治療(ナローバントUVB、紫外線治療)も同様。

ただ紫外線は肌のコルチゾール生産に有効らしい。

まぁ紫外線は良い面も悪い面もあるので、この辺も難しい。

たしかに適度に紫外線を浴びることは健康に必要なことですが、紫外線がアトピーの原因になっている人もいるだろうし、白黒付けるみたいな話は極端かな。

ただ、紫外線の95%ぐらいはUBAという波長の違う紫外線なので、日光浴はUBV治療の代わりにはならないので注意。

となると残るのは線維芽細胞を活性化させること。

この辺は深谷先生もブログで有効性を説明している。ちなみに海外での論文もアリ。下はブログから引用してます。

皮膚を構成する細胞の中でも、真皮の繊維芽細胞もコルチゾールを産生します(→Cultured Human Dermal Fibroblasts do Produce Cortisol)。

真皮で繊維芽細胞のコルチゾール産生が回復すれば、真皮を場としたリンパ球性の炎症は低下するでしょう。逆に言うと、ステロイド依存(リバウンド)状態での、皮膚(真皮)での炎症の起き易さは、真皮繊維芽細胞のコルチゾール自己産生能が低下してしまっていたためではないか?と説明できます。

線維芽細胞とコルチゾール生産の図

紫色(Fibriblast)が繊維芽細胞。間質でコラーゲンを産生すると共に、ステロイド(コルチゾール)をも産生して、真皮における炎症の強さを調節していると考えられる。

http://steroid-withdrawal.weebly.com/prp3027427861123993049530382323303217333469320483299012395203162999212377124271237112392123912881430151124343660528187123731237912390124181235612427123981236312.htmlより引用

深谷先生は「繊維」芽細胞ってブログでは説明しているけどウィキペディアには「線維」芽細胞って書いているから誤字かな…

この線維芽細胞はコルチゾールの生産だけじゃなくて、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンを作り出すので、肌のハリや潤い、バリア機能を高めてくれます。

当然フィラグリンも増えるのでご安心を。

 

線維芽細胞を増やすには

線維芽細胞を増やす方法はいくつかある。

というか線維芽細胞を増やす成分を取ればいいだけ。

線維芽細胞を増やす成分はいろいろあるけど、断トツなのはプラセンタ。

で、プラセンタの選び方はエキスじゃなくて原末(粉末)で量を表記しているものを選ぶ。

プラセンタエキスだったら原末換算がちゃんと書いてあるところ。

あとは1日あたり200mg以上はないと効果を実感できないよう。

やたら安いプラセンタサプリはプラセンタの原末が全然入っていなくて、プラセンタエキスの総量でごまかしている。

プラセンタエキスっていうのは極論プラセンタの原末に色々足して量を増やしているだけなので、プラセンタが1mgで残り299mgが水でもプラセンタエキス300mg!とか堂々と言えますからね。

だからプラセンタの粉末の量を明記しているところじゃないと意味ないです。

おすすめのプラセンタサプリは【Bp300】っていうプラセンタセプリ。

主要な保湿成分が大体入っていてセラミドも入っているし、ビタミンB群や乳酸菌まで入っている。

しかも品質もトップクラスなのでまず間違いないヤツ。

ただ、効果のあるプラセンタセプリはけっこうな値段がする。

BP300は最高だけど定期購入でも9000円とかする。

正直毎月続けるのは厳しい。

ただ初回は4000円で買えて1回の利用だけで解約もできるので、脱ステの最初の月だけ利用するってのも一つの手。

 

線維芽細胞を増やすサプリは卵殻膜サプリ

線維芽細胞を増やすにはプラセンタが一番効果的だけど、正直毎月続けるには少し値段が高いので、継続は難しいと思う。

いくら効果があっても継続して使えないようなら僕は選択肢から外すようにしています。

 基本的にアトピーはそんなすぐに治るものじゃないし、サプリの効果も2~3ヶ月継続してみないと効果ははっきりしないし、今の僕の中でサプリは調子が悪い時に使うものではなく、調子を整えるために日ごろから使うものという感覚です。 

だから継続できる値段のものじゃないといけない。

1回だけ使って次の月からは別のものに切り替えるとか、ここぞとばかりに!って時とかそういう割り切りはするけど。

コラーゲンの話に戻るけど、安いコラーゲンだと結局プラセンタはほとんど配合されていないので、別のものを探した結果、卵殻サプリにたどり着きました。

卵殻膜にも線維芽細胞を増やす、活性化させる働きがあります。

線維芽細胞が増えるとコルチゾールの生産量が増えるだけでなく、さっきも言ったフィラグリンやヒアルロン酸、エラスチンなどを生成します。

人間の中のコラーゲンにはⅠ型Ⅱ型Ⅲ型と種類があり、肌のハリやツヤ、保水力や皮膚バリア機能はⅢ型コラーゲンが担っています。

卵殻膜はこのⅢ型コラーゲンを増やす働きがあるのです。

注目されるのが、卵殻膜の細胞増殖効果です。卵殻膜成分によってヒト線維芽細胞が活性化・増殖し、Ⅲ型コラーゲンの発現量が増加したという研究結果が2008年に発表されました。
さらに、2010年にはヒアルロン酸の増殖効果も確認されています。
このことにより、人類の永遠のテーマであるアンチエイジングに対応する一つの方向性が見えてきました。

NPO法人日本卵殻膜推進協会:http://eggmem.org/about/page2.phpより引用

卵殻膜は卵の内側のあの薄皮のこと。

じゃあ卵食べれば良いのかというと、あれは人間は消化吸収できないようになっている。

昔から卵殻膜を何とか製品化しようといろんなメーカーが研究してきたけど、なかなか成果が出ずに最近まで製品化できなかった。

そこでNPO法人日本卵殻膜推進協会会長が運営するアルマードと東京大学の共同開発によって製品化されたわけ。

ただ、卵殻膜サプリも結局高い。

アルマードの卵殻膜サプリは結局高いからこれも継続するのはきつい。

でもアルマードは卵殻膜入りの青汁を販売していて、こっちはまだ手が届く値段なので継続しやすい。

卵殻膜美菜(ビサイ)という青汁なんだけど、くそ高いサプリよりもこっちの方が断然いい。

 卵殻膜の含有量は卵殻膜サプリよりは劣るだろうけど、スピルリナや優秀な乳酸菌などアトピー改善に有効な成分がガッツリ入っているので、腸内環境、副腎対策にもなるので、アトピーには実際こっちの方がおすすめ。 

卵殻膜の量も成分表示の上位3位なので、めっちゃ少ないわけでもない。

継続できる値段な分、を飲んだ方が現実的です。

卵殻膜についてはこっちにまとめてあるので、参考にしてみてください。

アトピー対策で青汁飲むなら最強の青汁は卵殻膜美菜!Ⅲ型コラーゲンの卵殻膜と腸内ケアが他とは違う!

長くなったのでまとめると、

  • 脱ステの前に副腎疲労と表皮のコルチゾール生産量を増やすことが失敗しないコツ。
  • 表皮のコルチゾールはフィラグリンの生産にも関わっているので、肌が薄くなり乾燥し、バリア機能が低下し、コルチゾールを増やすことでフィラグリンも増え、肌のバリア機能が上がる。
  • 表皮のコルチゾールは線維芽細胞を増やす、活性化させることで増加できる。
  • 線維芽細胞を増やすにはプラセンタが一番だけど高い
  • 卵殻膜サプリでも線維芽細胞は増やせるので、アトピーに有効な成分が入った卵殻膜入り青汁ビサイが継続できる値段だしおすすめ

いきなり脱ステしようとしても大体失敗する。

脱ステはとにかく我慢!いつか報われる!みたいな精神論で語られることが多いけど、栄養でなんとかできる、苦しまずに脱ステの可能性を上げることができます。

逆に特に何の対策もなしに脱ステするとリバウンドが長引くだろうしすごくつらいと思う。

だから見切り発車で脱ステに踏み切るよりも、まずは体の中から改善していく方が結果としてアトピーは良い方向に向かうし、リバウンドも短く、回復も早い。

脱ステってすっごい辛いし苦しいから、ちょっとでも苦しまずに済むようにいろんな知識を得ること。

脱ステばっかり考えるんじゃなくて、脱ステ前の準備の方が重要ですよ!

 - 脱ステロイド