大人のアトピーの原因は油?油の種類の基本的なこと

      2016/12/05

オリーブオイル

アトピー性皮膚炎の原因のひとつに油があります。というか油がアトピーのすべての原因だ!といわれるほど油による影響は大きいです。

油の取り方を変えればアトピーを劇的に改善することができます!

油にはいろいろ種類があってややこしい話になるんですけど、結論から言うと余計な油を控えて良い油を積極的に取ればアトピーはよくなりますよー!って話です。

でその結論に行く前に油の基本的なことを書いていきます。

脂肪は人体にとって必要なもの

まず脂肪は悪者扱いされがちですが、三大栄養素のひとつで体にとって絶対必要なものです。

油は細胞膜の材料にもなります。油はアトピーを悪化させる原因だから油を一切取らない食生活にしょう!なんて極端なことをしているとアトピーが悪化したり、体を壊したりします。

そういう極端なマクロビとかは結構危険だと思います。何事もほどほどですね。

油は取りすぎもよくないし取らなさすぎもよくないのです。

そして油の種類。良い油を積極的に取って、悪い油をなるべく取らないようにしましょうってことです。

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油の種類

まず油と脂の違いなんですが、どっちも脂肪という点では同じです。

違うのは融点です。融点というのは簡単にいうと溶け出す温度の違いです。

常温で液体なのが油。サラダ油とかオリーブオイルとかですね。

常温で固体なのが脂。バターや肉の脂とかですね。

この油と脂をまとめて脂肪酸(脂肪)と呼びます。

脂肪酸にも種類がある

でこの脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸トランス脂肪酸に分けられます。

飽和脂肪酸とは主に常温で固体のもの。肉類やバター、マーガリン、パーム油などが分類されます。 取りすぎると悪玉菌を異常繁殖させやすく、腸内環境が悪化しやすくなります。

現代人は取りすぎている傾向が見られます。 飽和脂肪酸は体内で生成できるので、たくさんとる必要はありません。

最近話題になっていたココナッツオイルも飽和脂肪酸に分類されますが、ココナッツオイルは取りすぎてもあまり問題はありません。

不飽和脂肪酸は主に常温で液体のもの。オリーブオイルやサラダ油やコーン油、ごま油などの植物性の油や魚油が分類されます。

一つの植物から取れる油の中に複数の脂肪酸が含まれていることがほとんどです。

ここからさらに分類されます。

不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられます。

一価不飽和脂肪酸はオメガ9とも呼ばれ、体内で合成することができるので飽和脂肪酸同様に多くとる必要はありません。

多価不飽和脂肪酸はオメガ6とオメガ3に分けられます。

このオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は体内で作れないので、必須脂肪酸と呼ばれます。食べ物などから絶対摂らないといけません。

代表的な オメガ6の脂肪酸はリノール酸です。リノール酸は必須脂肪酸なので絶対摂らないとだめなのですが、多く摂りすぎるとアトピーやアレルギーを悪化させます。

サラダ油やごま油などがこれに当たります。安価で一般的によく使う油ですね。

スーパーや弁当なんかに入っている揚げ物や料理でよく使われているんで、過剰摂取しがちですね。

 

そしてオメガ3の代表的な脂肪酸はαリノレン酸。これも必須脂肪酸なんですが、意識して摂らないと不足しがち。

このオメガ3脂肪酸はアレルギー反応を抑えてくれる良い油です。エゴマ油や亜麻仁油(フラックスシードオイル)、シソ油、魚やインカインチオイルに多く含まれています。

αリノレン酸が体内で変換され、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸になります。魚などに多く含まれるEPA、DHAってやつです。

体にいい油として、最近エゴマ油や亜麻仁油(フラックスシードオイル)が注目されていますね。このエゴマ油や亜麻仁油などはオメガ3脂肪酸を多く含んでいます。

オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸は体内で合成することができないので必須脂肪酸と呼ばれ、食べ物などから取り入れなければなりません。

どちらも必須脂肪酸ですが現代人はオメガ6脂肪酸を取りすぎていて、逆にオメガ3脂肪酸は不足気味です。

アトピーの人はこれが顕著だから積極的にαリノレン酸を摂りましょうってよく言われるんですね。

オメガ6とオメガ3の理想の摂取比率は4:1とされていますが、現代人の食生活を見ると10:1、ひどい人では50:1にも偏っているそうです。

このバランスの乱れが炎症系の病気を引き起こし、アトピー性皮膚炎の原因のひとつにもなっています。 当然腸内環境にも悪影響です。

食事療法が効果があるのはこの辺が大きな理由だと思います。

そして最後にトランス脂肪酸

こいつが一番の悪者です。 トランス脂肪酸は取りすぎると確実にアトピーが悪化しますし、体に悪い影響が出ます。

マーガリンやお菓子に使われるショートニング、ファストスプレッド、大量生産の油などに多く含まれています。

スナック菓子やアイスクリーム、クッキー、ケーキ、チョコレート、パン、ドーナツ、フライドポテトなどのお菓子や揚げ物に含まれています。 ファーストフード店などで使われている油はかなり危険です。

トランス脂肪酸は安価で、カリッとした食感を出すのに長けています。 天然のトランス脂肪酸は牛肉や乳製品にも微量に含まれています。しかし、お菓子や揚げ物に含まれるトランス脂肪酸は人工的に作られた油なのです。

 アメリカでは食べるプラスチックとさえも言われており、悪玉菌を発生を促し、アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患や自己免疫疾患を引き起こす原因のひとつとされています。

このトランス脂肪酸は体にとって必要ないものなので、いかに摂らないようにするかなんですが、ほとんどの食品に含まれているんで0にするのはかなり難しいです。

大事なのはバランス

悪い油っていっても、弁当やおかし、惣菜や飲食店の料理、ほとんどの加工食品に悪い油が入っているので、全部を避けるのは無理です。

毎日自炊して和食中心の栄養バランスの完璧な食事。おかしやジュース、外食も一切禁止。

これができたら苦労しないですけど実際無理ですよね。

極端に野菜のみの生活とかにするとそれはそれで別の問題が出てきて体壊します。

じゃあどうするかっていうと、悪い油を避けられないなら、その分良い油を摂って、バランスを保てばいいんです。

良い油と悪い油のバランスが保てていれば、オッケーなんです。

肉を食べぎてるなーと思えば肉を減らして野菜を増やす。

油ものが多いなーと思ったら油の少ないものにする。

間食が多いなら減らす。和菓子にする。

ジュースからお茶にする。

これぐらいゆるく適当に変えていけばいいんです。完璧主義はやめましょう。しんどいです。おかしや肉もたまにはいいです。

油のバランスを整える簡単な方法

油ものやお菓子の摂りすぎ、食生活が乱れている人、料理する時間がない人なんかにぴったりな簡単で効果がある方法です。

単純に亜麻仁油やエゴマ油を摂るだけです。

1日スプーン1~2杯摂ればいいだけです。

サラダにかけたりお味噌汁にいれたり、ごはんにかけたり。

ここで注意なんですけど、料理には使わないこと!オメガ3脂肪酸は熱にとても弱いので、サラダ油の代わりに調理に使ったりすると酸化して効果が得られません。なので基本生のまま摂取しましょう。ごはんやお味噌汁程度の温度では酸化しないのでそこは大丈夫。)

そして揚げ物やおかしは無理のない範囲で減らす。(無理はしない!無理をするとそれがストレスになったりしんどいと思って続かなくなります)

これだけで体内の脂質のバランスがとれて痒みがだいぶましになります。

たまにラーメンやアイスとか体に悪そうなもの食べたくなる時あるじゃないですか?そういう時は亜麻仁油も一緒にとればその後に表れる痒みもだいぶましになります。

アトピーの人ってなんでもかんでも制限しているじゃないですか?食事療法も時間もお金もかかるし大変じゃないですか?

アトピーを治すには過酷なことしなきゃいけないって意識の人が多いと思うんですけど、これなら無理なく続けれると思います。亜麻仁油やエゴマ油はそんなに高いものでもありませんし。なにより楽なんで継続しやすいです。

継続しやすいのもポイントですね。なんでも継続しないと効果が見えてこないし。僕も亜麻仁油飲み続けているんですけど、おかしとか食べた後に「そういえばあんまり痒くなくなったなぁ」ってある日思いました。さすがに飲んで1日で治るようなもんではないですよ。

あといくら亜麻仁油飲んでても暴飲暴食してるとバランス保てないんでそこは注意してください。

それと亜麻仁油やエゴマ油は酸化しやすいので使いだしたら2ヶ月ほどで使いきってください。保存は必ず冷蔵庫で。じゃないと酸化してせっかく飲んでいても効果がないです。

まとめ

油の種類の話はちょっとややこしいですが簡単にいうと

おかしや加工食品に含まれる炎症を引き起こすトランス脂肪酸、リノール酸を控えて、炎症を抑えるαリノレン酸を積極的に摂りましょう。

オメガ3脂肪酸であるαリノレン酸を多く含む亜麻仁油、エゴマ油を積極的にとって体内の油のバランスを整えれば炎症や痒みを抑えられます。

1日スプーン1~2杯生で摂取しましょう。

毎日継続しましょう。

ということです。

さすがに悪い油を全部制限するのは無理なので、良い油を摂ることで無理なく体の中の油のバランスを整えていきましょう、っていう緩くて簡単な食事療法です。

そんな適当な方法で効果あるの?って思う人もいると思いますが、食事の後に痒みがひどくなる人とかには効果ありますよ。でも一回飲んだだけでアトピーが治るような魔法の油ではないのでそこは勘違いしないでくださいね。

もちろん体内の油のバランスが良くなると腸内環境にもいい影響がありますので、相乗効果でアトピーは良くなっていきます!

 - アトピーと油